藤に因んだ美女と言えば「藤娘」であろう。「藤娘」については過去に扱っているが、今回は新画像中心である。
◎ 「藤娘」は「大津絵」から始まっているようで、その画題の一つに黒塗り笠で藤を担いだ「藤娘」があった。
大津絵 三点
◎ 大津絵のほとんどは無名の職人絵師のものだが、それを江戸の著名浮世絵師が描くようになった。
左端は歌麿の藤娘と大津絵の画題の一つ「鬼の寒念仏」の合作のようで「江戸仕入・大津土産」というタイトル、それに歌麿と「土佐光信門人又平」というサインがあるのだが、この又平という絵師は近松作品中の架空の人物とされ、詳細は私には判らない。
喜多川歌麿・又平 歌川豊国 長谷川貞信
鳥居清忠 鳥居言人 作者不詳
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