正月も早や一週間、今日は五節句の始め人日の節句で春の野で摘んだ薺などを入れた「七草粥」を祝う日である。もちろん昨日が「小寒」の寒の入りでこれからが冬本番なので、現在の暦法では不自然なことになる。
それはともかく絵では「七草なずな、唐土の鳥が・・・」と歌いながら七草を刻む姿が描かれる。
勝川春潮
歌川豊国 喜多川歌麿 鈴木春信
歌川豊国 歌舞伎役者の絵のようだが・・・・
◎ 五節句五つの場面を一続きの絵にした歌麿の作品。右から「人日、上巳、端午、七夕、重陽」
◎ 以下の絵は 「君が為春の野に出でて若菜摘む」の和歌にある若菜摘みのようでもあるが、実は違う所もあるのである。
正月の最初の「子の日」に野山に出て、若い小さな松を引き抜く子松曳きの行事があったのである。若松の生命力を得るとのことで、合わせて若菜も摘んだりしたらしい。因みに今日は今年初の子の日である。
石川流宣
作者不詳
葛飾北斎
豊原国周
落合芳幾 窪俊満 鈴木春信
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