異形の鹿男は、実は普通の人間の若い王子アクタイオンの変わり果てた姿である。
ある日彼は何人かで狩りに出て、その日の狩りの後一人で森の中を散歩していた。
そして、水浴をしているダイアナ一行をたまたま目撃することになる。ニンフ達は慌ててダイアナを隠そうとするが間に合わない。
人間に裸身を見られて怒ったダイアナは 「女神の裸を見たと触れ回るがいい」と言いながら、水を掬ってアクタイオンにあびせかける。
すると彼の頭から角が生えどんどん大きくなって、それとともに全身が鹿に変身してしまう。
昨日の絵の多くが、鹿男の出現に驚いた形になっているがそれは話には忠実ではなく、本日の絵の方が話に沿ったものである。
昨日の絵でも例えばクラナッハの絵は水を掛けられて鹿に変じているところなので話通りである。
コローとかドラクロアなどの大物も描いている。
Camille Corot Bernard Boutet de Monvel Eugene Ferdinand Victor Delacroix
Giacomo Ceruti
Denis van Alsloot & Hendrick de Clerck 左の絵の拡大部分 水をかけているのはニンフ
Tiziano Dirck Van Der Lisse
Joseph Heintz Gerard Hoet
Jules Joseph Lefebvre 人の気配に驚くダイアナ達 Alesandro Turchi
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