豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

「東風俗福尽し」 楊州周延 1

2019年11月11日 | 今日の美女

 楊州橋本周延は何度も登場している浮世絵師で、色々な「ふく」という風俗、風物 を女性と子供中心で描いた揃いもの。

 こじつけもあり、また現在では通用しない「ふく」ものもある。 

 上段左から「洋ふく」 「福引き」 「福笑い」

    

 下段左から「大礼服」 「匍匐」 「へんふく」

 「大礼服」は現存しない宮中礼装で、このシリーズでは唯一男性が主役の作品。

 「匍匐、ほふく」と読めるのは「匍匐前進」などで覚えたかなりの年配者。「這いはい」のことで「葡萄」と勘違いしないこと。

 「へんふく」は「蝙蝠」の音読みで「こうもり」のこと。つまり「バットマン」は「へんふく男」ということになる。

 日本では歓迎されない生き物だが、中国では「偏福」と同音なのでおめでたい生き物とされる。「偏福」は福が一所に集まるという意味で切り絵やシンボルマークにして、おめでたい飾りものなどにする。

     

 

 

    

 

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