車いす生活の母にとって、外に出るとき一番最初に障害になるのが家の前の段差です。
昨年の秋のことですが、スロープを業者さんにお願いするとさすがに高くなってしまうので、なるべく自分の手でできないものかと考えていたときに、ケアマネさんから“固まる土”の話を聞きました。
へぇ、水で簡単に固まって、しかも雑草が生えてこないなんていう便利なものがるんだ、知らなかった
最初は、コンクリートや一面レンガタイル張りのことも考えましたが、神経を使ってきちんとできるわたしではないため(とっても不器用)、たぶんやったとしても結局はデコボコの意味のないものになってしまうだろう…とそう思い悩んでいたところに固まる土の話を聞き、早速やってみました。
まずははびこっていた草や、無造作に埋め込んであったデコボコレンガを取り除き、整地しました。
そしてその後に固まる土を説明書に沿って敷き詰め、最初は霧吹きで土をしめらし、数時間たったあと今度はとジョーロを使ってしっかり散水しました。
この手順で2日間かかりましたが、わたしとしては十分すぎるよい出来のスロープとなりました
電動車いすに乗っている友人にもよくなったと誉められたのでお墨付き、というよりは以前が酷過ぎたと言ってもいいかもしれませんけどそれでもとにかく素人が作るには十分な出来上がりでした。
8ヶ月経ち、固まる土を薄く敷いたところは割れてきてしまったので、その分だけ補修しましたが、あとは問題なく今日までスロープとして立派に役割を果たしています。(写真の見栄えはよくないですが)
大体6㎡弱くらいだと思いますが、途中の修繕分も合わせて14袋ほど使いました。
1袋800円程度だったので、10000円ちょっとでできたわけです。
ホームセンターによって700円弱で販売していることもあったので、うまく利用すればもっと安くできますよね。