介護をしていると、いつまで続くかわからない先がみえないことに対して不安に感じてしまいます。
だから日々力を適当に抜きながら、でもどこか後悔のないようにとバランスをとるようにしているのですが、そこに至るまで自分なりのペースをつかむまでがとにかく大変でした。
大きな変化があればまたやり直していかなくてはなりませんが、いまのところ落ち着いてきているので、こんなものかなと思いながら過ごしています。
今被災されている方も違って意味で先がみえない不安がたくさんあると思います。
例えば屋内退避をされている方はいったいいつまで?と感じているでしょう。
1週間我慢してもらって状態が好転しなければ他の避難所に移動してもらいます、というようなアナウンスが本当はあれば、1週間を目安にして頑張れるのではないかと思うのです。
ですが、今は混乱しそのような状態とはいえないでしょうから、そうなるとどうしても自分自身でどう折り合いをつけながら今の生活を長く続けるかということを工夫していかなければならないでしょう。こういうときほど避難所では自分ひとりで頑張り過ぎず、悲しい、辛い…そんな心の中の想いを吐き出して共有していくことが大切かもしれません。
といいつつも、そんな声をあげることのできない寝たきりの高齢者や病気の方が置き去りのような形になって孤立しているという情報が流れると、自分の親を社会から身捨てられているような想いになり悲しくなってきます。その一方で一生懸命必死で病院や施設に残りギリギリのところで頑張って見える医師や看護師、そして介護関係者の方をみると感謝の気持ちでいっぱいになります。
助かった命、どうか大切にしてください…