中学生の思い出。
グループでの猿投山登山がありましたが、わたしは行き早々に気持ちが悪くなってメンバーにかな~り迷惑をかけてしまったというとても苦い思い出があります。
それ以来、もう35年ほど実は一度も行ったことがなかったんです。
猿投神社に猿投温泉、こちらは大人になってからも初詣に行ったり温泉に入りに行ったりしましたが、猿投山には本当にずっと足を踏み入れたことがありませんでした。
自転車で猿投山をくるりと一周できるらしい…ということは知っていても、あの苦い思い出がどこかひっかかって積極的に行く気にはなりませんでした。
ですが、今回なぜかふと行く気になりました。気分ってやつですね。
自転車でどこに行こうかと考えるとき、行きたい方向というか、きょうはこちらの方向の“気分”というのがあるんです。
それで、当初決めていたコースというか方角の方にあまり行く気にならなくて、なるべく近い場所で行ったことがないところと思ったときにふと思い浮かんだのが猿投山だったんです。
母をディに送り出してからの出発。10時過ぎです。
距離としては30km弱なのでそう大したことはありません。暑いわけでもなく、寒いわけでもなく、風もほとんどなくていいサイクリング日和。
いつもは遠くから眺めるだけの猿投山にきょうは自転車でクルリと1周です。
猿投神社脇の道からいよいよわたしにとっては未知の道
ほどほどの舗装道路
道に沿ってちょっといくと、猿投山を登山する人のための駐車場もきちんとあり、車もたくさん停まっていました。それだけ登山する人が多いってことなんですよね。
そんな駐車場の近くに観音堂というのがありました。
紅葉の季節にくると、また趣があっていい場所のようです。
閉じられた本堂の扉に少し穴があけられ中がみられるようでしたが、かえって怖い遠くからみるだけにして、本来の目的である猿投山1周へ。
ちなみに駐車場にあった大ざっぱな看板地図でいくと、今回黄色い車道部分を自転車で走り…いや、押し歩きました
しばらくは登山のひともいてそれなりにひとの声も聞こえていましたが、お倉岩から御門杉を過ぎたあたりからはだんだん静かになってきて、わたしが持っていた鈴の音と鳥のさえずりだけとなりました。(鈴は熊除けよう?なんといってクマ出没注意の看板があちこちにありましたから)
お倉岩
御門杉から東海自然歩道に入る道↓わたしはそのまま舗装道路をテクテク押し歩きです。
昔歩くだけで気持ち悪かったのに、いま大人となってこの猿投山を押し歩きをしながら散策を楽しめるようになったとは、それなりに自分も成長したんだなと思ったりして