ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Eragon(11) The Witch and the Werecat

2005-11-07 23:35:02 | エラゴン・Paolini
久しぶりのEragonです(汗)。
Eragonは,Jeodの家の水鏡を見て,自分の変わり様にびっくり。頬はこけ,すっかりたくましくなっていました。彼は日中街中で過ごした後,Jeodの家の隣の薬草屋に入ります。誰もいない店の中,大きなネコが現れます。実はこのネコはWerecatでした。このネコ,何とEragonと話ができます。しかもネコはどうやらEragonがライダーと知っている模様。そこへ戻ってきたAngela,Eragonがネコと話ができるとわかると,ネコと話せる人には占いをしてあげるの,と言い,ドラゴンの骨を持ってきます。彼女は,以前Eragonの母と同じCelenaという名の女性を占ったと言います。それは果たしてEragonの母なのか,とにかく,彼女はとても悲しい運命を持っていたとAngelaは語ります。

Angelaの占ったEragonの将来,それは,とても複雑で長い長い人生で,その先にあるのは,もう1つの悲しい死,ロマンス,裏切り,そして,永遠にAlagaesiaを去る事,だそうです。

するとWerecatが,武器が必要な時はMenoaの木の根の下を見る事,力がなくなったらKutlianの岩に行ってVault of Soulsに名乗る事,と言います。(AngelaはWerecatの言う事を知りません)

Jeodの家に帰ると,BromはEragonに字を教えてくれる事になりました。Eragonは数日間で字を覚えました。そして彼らは再び城を訪れます。Eragonは身軽に弓矢だけ,Jeodはレイピアを持ちます。今度は,記録を盗み見するのが目的でした。彼らは門番に,先日来た時Eragonが忘れ物をした,と,言って,中に入ります。

記録のある部屋で資料を調べている時,Eragonは,誰か子供が見ているような気がして窓を見ました。その子供は何と,AngelaのWerecatでした。彼は,門番が既にJeodの部屋を調べ,Eragon達を捜している事を知らせます。彼らは逃げようとしますが,門番に見つかってしまいます。しかし,何故か門番は彼らを逃がしてくれます。

記録を見た結果,結局,Seithr OilはEmpireの主な全ての大都市宝石商(注:Seithr Oilは通常宝石を磨く為に使われる)と取引されている事がわかりました。(これではどう絞っていいのやら‥)Bromは,王様はRa'zacを効率よく動かす為に,各道の交差する地点があやしいだろうと言います。(おいおい,それならわざわざ記録を見なくたって‥(^^;))そして,たくさんの人が交差する場所なら,奇妙な物でも売り買いされる為,Ra'zacも人目を引かず,行動し易いだろうという事で,Gil'ead及びDras-Leonaという町が可能性が高そうです。

さらに彼らは,Dras-Leonaでは,毎年コンスタントに2回ずつ同じ商人によって取引されている事を発見します。Seithr Oilは,一介の宝石商にそんなにたくさん買えるような値段ではない,との事。さらにそこには,「Helgrind」というものがあり,Ra'zacが隠れるには格好の場所だそう。(Eragonも読者も,「Helgrind」とは何の事だかわかりません)

そこで彼らは次の目標をDras-Leonaとします。



Eragon(10) An Old Friend

2005-10-25 00:58:05 | エラゴン・Paolini
恥の上塗りですが(汗)やっぱり王様=Galbatorixでした。という事でまたまたここを修正。

Jeodの隣に住む薬草屋Angelaは,ヒキガエルが存在しないという事を証明できたら,彼らは何も悪い事をしない,と力説。Eragonは変な人と思いますが,Bromは「何か役に立つかも。」

Jeodの家のドアを何回か叩くと,ようやく,彼の妻と名乗る女性が出てきました。しかし何故か不機嫌な様子。やがてJeodが出てきます。彼はBromを見てひどく驚いた様子。「生きていたのか!?」とりあえず,安全な所へ案内するから待っているようにと言います。
この友達を見て,Bromの過去が気になるEragonです。

JeodはTeirmの大公(何て訳したらいいかわからないけど,とりあえずthe Lord of Teirm)Risthatが,彼の城内に,各商人達に強制的に持たせている「本社」に彼らを案内します。どうやらJeodとBromは20年振りに会う古い友人のようです。またお互いに憎まれ口を叩き合う仲の様子。

Bromは,昔,Jeodと一緒に何かを見つける途中ではぐれ,彼は目的物を見つけたけれど,危険なので『友人』に預けてCarvahallに潜伏したのだそう。しかし,後で「それ」は盗まれたのだそうです。そこでどうしたらいいのかを考えているのが今のBromの仕事なのだそう。

Bromはここに来たいきさつを話します。Jeodは,実は自分達も自由に記録を見れるわけではないので,油の記録を見つけるのは難しいかもと言います。そしてEragonに向かって,君の名前はライダーにちなんでつけられたんだね,と言ったので,Eragonはびっくり。

BromはEragonにSnowfireを見るよう命じます。Eragonは何か隠している事があるな!と思い,呪文を‥すると,彼らの話し声が。。。

どうやらJeodは元学者だったようです,が。。彼らはTronjheimという人?グループ?を援助しているようです。「Tronjheim」とは何か,Eragonも知りません。BromとJeodにとっては味方のようですが,今Bromが「Tronjheim」に戻るのは,EragonとSaphiraにとってあまりよくないようです。(Eragon,何故BromがJeodに勝手にSaphiraの事を喋るのか,ちょっと気になります)

そして彼らは誰かをAjihadに遣いに出し,何かについて説得したい様子。

Jeodは,最近彼の事業がうまくいってない為,金持ちの家から嫁いできた妻とうまくいってないそうです。そこで彼はある酒場へ2人を夕食に誘います。夜通し酒場で飲み食いした後,EragonはShaphiraの様子を見る為に町の外に出ます。

彼女は崖の上にいました。彼女はどこか空き地まで行って乗せてあげると言いましたが,Eragonは自分で登ると言います。‥案の定,彼は途中でにっちもさっちも行かなくなりました。仕方なく(笑)ShaphiraはEragonを崖の上に引き上げました。そこは隠れるにはちょうどよい場所です。

EragonはしばらくShaphiraと一緒に過ごすと,あっという間に夕刻。彼は慌ててTeirmに戻り,Jeodの家に到着。太った執事が彼を迎えました。Eragonは何故Bromが上機嫌で,何故Saphiraの事を尋ねに来なかったのかちょっと不思議に思います。

Bromはこれから記録を調べると言いますが,ここでEragonは意外な事を告白。彼は字が読めないのです。Bromは,Garrowのアホ何考えてたんだ!と愚痴。しかし,とにかく,彼に字を教える事にします。EragonはまたBromの難しい訓練かなとやや意気消沈気味。しかし,Jeodが,本を読むといろいろな事が勉強できるよ,と言うと,Eragonは素直に「面白そう」

Brom,Eragonがたまたま取り上げた本は価値がある事を発見します。それはElfの古い詩で,Alagaesiaの歴史が全て刻まれていた物だそうです。Eragonは,既に亡くなった人のアイディアが,本の中に生きているという事にとても感激します。

EragonはSaphiraと一緒に考えた事「見えないものを観る」事はできないのかとBromに尋ねます。Bromは「それは透視だ。」と言います。しかし透視をするには,何を観ているのかを知っていないといけない,それは大変な労力を要する,のだそうです。

Eragonは,Roranが無事かどうか透視して確かめたいと思います。(何故か急に思い出さされましたが)RoranはRa'zacに追われる危険があるのです。

しかし,GalbatorixはRoranかEragonを殺す前に,Eragonに王に仕えるチャンスを与えるだろうとBromは考えます。Eragonがどちらのサイドに付くか,知る前に彼かRoranを傷つける事はないだろうとの事。しかし,もし王に殺されそうになった時,どうやって彼の願いを断る事ができるのかと考えるEragon。Bromは,もしその状況になったら,自分の信じる道の為に喜んで命を捧げられるか?それが唯一,彼を拒絶する方法なのだ,と答えます。本当の勇気とは,己の信じる物の為に生き,苦しむ事だ,と。

(こういう結論がこの場所でもう出てくるわけ。早いかなあ。。。ところで,Teirmは雨さえ降らなければ美しい所,とJeodが説明するのを見て,私はふいに,Alagaesiaとは現在の北アメリカ大陸で,Teirmとは現在のシアトルかポートランドなのかなと思いました。)


Eragon(9) Though a Dragon's Eye

2005-10-17 23:46:26 | エラゴン・Paolini
Eragonあの日以来初めてSaphiraに乗ります。Sahiraは空に上がってしばらくすると,Eragonに,自分の飛ぶ時の感覚を見せると言います。やがてEragonはSaphiraの眼,翼,尻尾が自分の物であるかのように感じるようになりました。

EragonはBromに道の様子をレポートします。ただし,結構下まで降りなくてはならず,思っていたよりちょっと大変。昼頃,Eragonは耳に雑音を感じます。雑音はBromのせいでした。Eragonは何かトラブルでも起きたのかと思って降ります,が,Bromは1人で立っていました。

見ると,Ra'zacの足跡が深い溝と一緒に残されています。Eragonはふいに,その溝は,Saphiraが飛び立つ時に付く跡と似ていると思います。もしかするとRa'zacは飛ぶ事ができるのかも,と彼は推測。しかし,もしRa'zacを見つけられなかったらどうしようかという不安が彼を襲います。空から捜せば見つかるかもしれませんが,そうすればSaphiraが見つかってしまう危険もあります。

Eragonは金属の入れ物を見つけました。中には液体が入っていて,それに触れると彼の手は火傷して,皮膚の一部が溶けてしまいました。彼はGarrowが襲われた日にもこれを見ていて,その時も火傷しています。Bromによれば,これは北の国で取れる貴重な油の一種で,そのままではパールの保存用オイルですが,ある血を使った魔法をかけると,生物の肉を溶かす液体になるのだそう。

彼らは油の取引記録を見る為,海沿いの町Teirmに住む,Bromの友人Jeodという商人を訪ねる事にします。

Eragonが,海ってどんな所?と聞くと,Bromは,海の美しさを詩で語ります。それを聞いて,EragonはBromの詩を美しいと思いました。

ちなみに,彼らの位置から,Spineという山脈を超えて西側が海です。EragonはSpineの北側に住んでいて,海を見た事がありません。ちなみにPaolini君の出身地,モンタナ州は,西にシアトルのあるワシントン州,北にバンフで有名なカナダのアルバータ州という位置関係です。Eragonの出身地,Carvahallという場所は,なんとなくその位置関係がモンタナ州に似ています。もしかすると,Paolini君も,生まれてしばらく海という物を見たことなかったのでしょうか。

彼らは商人が通る道を使って海側に出ます。相変わらず毎日の激しいトレーニングでEragonの体は鋼のように頑強に変わって行きました。

Spineを超えると,緑の苔の生える地域に入ります。この地方は冬でも比較的暖かいようです。(ちなみに,ワシントン州にもそういう地域があったなあ‥)彼らはさらに2日歩いて,いよいよTeirmに到着です。

2人はJeodに会うまでは,Neal,Evanという偽名を使う事にしました。何とか門番をパスすると,街中には大きな塔が見えます。Eragonは,この町は要塞のようだと思います。彼は最初,住人はDaretの住人よりフレンドリーなのかと思いましたが,やがて彼らも用心深いという事に気付きます。

2人は酒場でMartinという男と知り合います。Martinは指が2本欠けていましたが,親切にJeodの住んでいる場所を教えてくれました。それは町の西側で,比較的豊かな地区のようです。


Eragon(8) Magic if the Simplest Thing

2005-10-10 12:19:20 | エラゴン・Paolini
Bromは,魔法使いは薬や呪文から力を得るが,ライダーとは違うと説明します。

ライダーの使う魔法は,古代の言葉を使うものですが,その言葉を使う者はけっして嘘は言いません。また,全ての物には,いつも使っている名前の他にもう本当の名前があり,本当の名前を知るとその人に対して大きな力を発揮する事ができます。自分の本当の名前を知るのは耐え難く恐ろしい事ですが,それを乗り越えると自分自身に対しても大きな力を持つ事ができます。

Bromは石を1つ拾ってEragonに渡し,その石を宙に浮かせてみろと言います。Eragonは心の中からパワーを捜そうとします。そして心の奥に何かぶつかるような物を感じますが,それをなかなか突き崩す事ができません。彼は怒り,その壁を叩き壊そうとします。すると,石はフラフラと持ち上がりました。すぐに手の中に落ちてきましたが,嬉しく思いました。

Bromも喜びましたが,Eragonの手のドラゴンの印(gedwey ignasia)を見て,これが誰かに見つからないように,次の町で手袋を買おうと言います。

そこから数日,Eragonは石と剣の練習をしました。彼は次第に上達して,石はふらつかなくなり,剣はBromにもあざができるようになりました。Saphiraは少し成長して,馬より背が高くなりました。

Daretに着く前日,Eragonは,GarrowとRoranが家を手伝って欲しいという夢を見ました。Eragonがあなたを殺した犯人を追っていると言うと,Garrowは突然Ra'zacに変身し「では,死ね!」と言って襲い掛かってきました。

彼らはいよいよDaretの町に入ってきました。Saphiraは外で待機しています。町には誰もいないようでした。町の中心まで来た時,Bromが「ここはよくない。すぐ出よう」と言います。

しかしその時,武装した男が彼らの行く手をふさぎます。Eragonは矢を準備しようとしました,が男は60人の射手がお前らを狙っていると言います。Bromは,落ち着いて,我々は幾らかの買い物をしたいのと情報が欲しいだけだ,と説明。すると男は,少し信用した様子で,彼らは度々Urgal等に襲われる為に武装していると言います。買い物をする事は許してくれました。

男はTrevorと名乗りました。彼の部下が買い物をしている間,BromはYazuacでの出来事を話しました。Trevorはそれを聞いてとてもショックな様子でした。彼は以前王のもとで働いていた為,この町の守りをしているのだそうです。

やがて部下が買い物を終えて戻ってきます。Eragonは手袋をゲット。Trevorは,もしDras-Leonaに行く事があったら,王に我々の苦境を知らせてくれと言います。

EragonはBromに,何か魔法を使ったのかと尋ねます。Bromは,Trevorや町の人達の心が読めたからだと答えます。そして敵に心を読まれないようにするには,訓練が必要だと。

彼らがSaphiraの所に着くと,彼女は何故か激怒。突然Eragonを踏んづけて,「あなたは私から離れるといつもトラブルを起こす! まるで生まれたての赤ん坊みたいに! 明日私に乗りなさい。あなたは本当にドラゴン・ライダーなの?」
当惑するEragonにBromは「それもよかろう。この先罠や待ち伏せやその他びっくりするような事があれば,わかるからな。」

彼らはその夜も木刀で剣の練習をしましたが,Bromはそろそろ真剣でやろうと言い出し,Zar'rocと自分の剣を出します。彼はその剣の刃をプロテクトする魔法をかけます。Eragonも同じ魔法をマスター。「刃は保護されているが,骨を折る位の力はある。首を打ったら死ぬぞ」と,彼らは練習を始めました。



Eragon(7) Thunder Roar and Lightning Crackle

2005-10-07 01:05:42 | エラゴン・Paolini
そろそろ起承転結の起終了。今日はSaphiraに女の子らしい言葉遣いをさせてみようと思います。(笑)

Eragonは最近の辛い記憶を思い出さないようにして,Ra'zacを(弓矢で)倒す事に集中します。Saphiraはこの平原では隠れる所はないから,上を飛ぶと宣言。彼らは急な坂を下ります。山の近くで育ったEragonには,大平原はとても居心地が悪いのですが,彼らは水を補給して,Yazuacに向かいます。草原は風がとても強く,夜になっても収まりません。

Eragonはこの風では火を起こせないというと,Bromが(苦労の末)火を起こします。準備の間彼らは木刀で剣の練習。午後,EragonとBromの唇は割れ,口を開ける度に血が出てきます。

3日目,嵐が来ました。Eragonは外から見る嵐は美しいと思いましたが,中はすごい風。Saphiaraは翼がたためずバランスを崩して背中から地面に転落。Eragonは苦労の末,ようやくSaphiraの翼をたたみます。彼女は風に対して非力な事がショックな様子です。

すると今度はすごい雨。。。雷が草に火をつけますが,雨がそれを消します。天気はゆっくりと回復し,その後は美しい景色に。Saphiraは元気に雄叫び。馬達は縮み上がります。(笑)

一行はYazuacの村に着きました。Saphiraは(いやいや)川で待機する事に。
Yazuacの村は異常に静かです。彼らは待ち伏せを警戒して,正面から入らず,脇に回ります。

Eragonは掌がうずくのを感じていました。彼らは村の中心で,虐殺され積み上げられた村人達を見ました。Eragonは大ショック。しかしBromは槍を見て,これはRa'zacではなくUrgalの仕業と説明します。Eragonはまた掌に「うずき」を感じまする。と,突然誰かに殴り倒されます。Urgalです! Eragonは必死に振り切りますがまた襲われます。矢を放とうとした時,Urgalにぶつかられ,地面に落ちます。

Eragonは慌ててBromに助けを求めようとしますが,Bromは負傷。EragonはUrgalを遠くに引き付けます。しかし彼は追い詰められてしまいます。彼はふと周りに積み重なる罪のない人々の死体を見て,ふいに,激しい怒りが湧き上がってきました。彼は「Brisingr!」と叫びます。すると矢が飛び出し2人のUrgalを倒してしまいます。

EragonはCadocの無事を確認してSnowfireをなだめ,Bromの手当てを始めました。Sashiraはひどく憤慨した様子で「誰がやったの?ぶっ殺してやるわ。」Eragonは,「それはよくないよ。彼らはもう死んでる。」Saphira,「あなたが殺したの?」「ある意味ではね。」と彼は荷物からぼろを取り出しながら説明。Saphiraは,深い声で,「成長したわね。」

Bromは気が付き,Snowfireに乗ると言いますが,Eragonはそれは無理と思い,彼をSaphiraに乗せます。SnowfireはCadocとつないで先を急ぎます。途中水場でRa'zacのspoor(足跡、臭跡、糞(汗))を見ます。Eragonは,どうやってUrgal達を殺したのか考えてみました。‥ひょっとして,魔法?

その日,Shapiraが見つけた場所で皆で晩御飯を取ります。Bromは自分が気を失っていた間に何が起きたか話すようEragonに言います。Eragonは隠さずに話します。するとBromはとても感慨深そう。彼はEragonのその力について,少し知っていると答えます。しかし,Urgalから無傷で逃れられたのはよかったが,その力はお前を危険な目に遭わせかねないと言います。その,-魔法-にはルールがあり,それを守らないと死に至るのだと。。。(う~む,何だかEarthseaばりだぞ)

Bromは,Eraognが使った"Brisingr"という言葉は,全てを表し,もしその力をマスターすれば,例えば火を自分の好きなようにする事ができるそうです。熟達者になると,"water"と言っただけで水から宝石のような関係ない物まで作れるとか。するShapiraが急に「Bromは魔法使いよ。彼にその力について聞いてみなさいよ。」と囁きます。

Bromは「自分は魔法に熟達しているが,お前はライダーだ。どの道お前は私より強い。魔法を使うには大きなエネルギーが必要だ。お前はUrgalを殺した後疲れたのはそのせいだし,私が怒ったのもそれだ。普通の方法でできない事しか魔法を使ってはいけない。一度魔法を使ったら,元へ戻す事はできない。それがお前を殺す事になってもな。知識を身に付けるまではその力を使うのではないぞ。」と言って,その夜は寝る事にしました。

Saphiraは「私達はどんどん強くなるわ。そのうち誰も私達の邪魔はできなくなるわよ。」Eragonは「じゃ,どっちへ行く?」Saphira「どちらでも」



(6) Saddle Making

2005-09-30 00:31:31 | エラゴン・Paolini
多少は慣れてきたかな。少しずつですが,読み易くなってまいりました。

Bromは,Eragonが盗んできた皮で,Saphiraに乗る為の鞍を作ってくれます。Saphiraが成長してもいいように,紐を少し長めに取りました。

次の日,彼らはCarvahallを出発。Bromはまず馬が必要と言います。EragonはSaphiraに乗っていくと言いましたが,Saphiraは人に見つからないようにしなくてはならないので,ダメとの事。

Therinsfordを前にしてキャンプをした時,Bromが突然木で作った剣のようなもの(要は木刀)をEragonに投げて,かかってこい!と言います。EragonはBromに全然敵いません。彼は頭から血を流していましたが,Bromは,容赦なし。くたくたに疲れきってしまったEragonを見て,Saphiraは,こんな仕草をしていました。
Saphira let out a long, coughing growl and curled her lip until a formidable row of teeth showed.
「何だよ。」というEragonに,Saphiraは,
It's funny to see a hatchling like you beaten by the old one.
要は彼女は笑っていたのだ!(笑)

TherinsfordはCarvahallより大きな村(町?)でした。Therinsfordの入り口に差し掛かった2人をいきなり引き止める男。「この橋は俺のものだ。金を払いな。」Eragonは文句を言おうとしますが,それをさえぎってBromがお金を払います。Eragonは橋が彼らの物かどうかも怪しいと言うと,Bromは「世の中全ての馬鹿と争う事はない。ただ彼らがちょっと油断した時に騙せばいいんだ。」彼の手には財布がありました。(彼はつまずいた振りをしてすったみたい(笑))

彼らは,Therinsfordの厩に行きます。Bromは厩の主人Haberthから1番よい馬を買いたいといいます。Haberthはとてもためらいましたが,Bromは彼の1番のお気に入りSnowfireを買い付けます。そしてもう1頭をEragonに。Eragonは自分の馬にCadocと名付けます。


Eragon (5) Death Wacth

2005-09-27 23:54:54 | エラゴン・Paolini
この話の合間にHoMEを読むと,おそらくネイティブに言わせればアチラの方が数段難しいのでしょうが,私に取ってはHoMEの方が格段に読み易いです~。(汗)それはただ単にトールキンの文章にも話にも慣れているというだけの事なのでしょうか? 次の本(Eldest)はもっと読みやすくなっているのでしょうか? ただSaphiraはかわいいし,少しずつEragonに共感を持てるようにもなってきました。

Eragonは不思議な人たちが船に乗ろうとしている夢を見ました。目覚めると,彼はCarvahallのHealer,Gertrudeの家にいました。事件から既に2日経ったとの事。(彼は4日間朝ごはんを食べてない!) 彼はGarrowはどこ?と尋ねます。GarrowはHorstの家にいると答えるGertrude。

朝食の後,EragonはGertrudeに連れられてHorstの家に行きます。Horstの家はSpineの山々を見渡せる所にある瀟洒な家でした。Horstの妻Elainが出迎えます。しかしGarrowの容態はよくなさそうです。HorstはEragonに何が起きたかを尋ねますが,Eragonは本当の事が言えず,あの日急いで家に帰ったが何も起きず,次の日の朝,仕事に出ている間に事件が起きた,足の怪我については知らない,と説明します。

その夕方,EragonはSaphiraと(心で)コンタクトを取る事ができました。

その夜,ElainはEragonに泊まる事を許します。しかし,彼は夜中にふと目覚めます。彼はGarrowが横たわる部屋に皆が集まっているのを見ました。Katrinaが「お父さんと呼びたかった」と言うのを聞いて,Eragonは自分にはその権利はなかったのに!と愕然とします。

Garrowを失ったEragonは悲しみにくれます。Garrowを殺した連中に復讐したいと思い始めます。Eragonは,ElainとHorstの会話を盗み聞きします。Horstはもう少し経ったら,彼が何故Garrowを雪道の上を跡も残さずここに来れたのか,確かめるつもりだと言っています。これを聞いたEragon,やはりここは出るべきと思い,Saphiraに乗る為のサドル用の皮,Sloanの所から肉を少々盗んで,出発しようとすると‥

Bromがいました。彼はEragonの掌に生まれたばかりのドラゴンに触れた「跡」があるのを察知,彼がドラゴンについて質問に来た理由を知っていました。しかもBromは,Saphiraと話す事ができました。彼らはGarrowの家だった場所へ行き,ひとまずEragonがSaphiraの為に作った「家」で休憩。ここでBromは,かつであるドラゴンライダーの物だったという剣をEragonに渡します。その剣の名前はZar'rocと言います。そしてBromは話を続けます。Garrowを殺した2人組はRa'zacと呼ばれるのだそう。Galbatorixが出現するまではこの一帯にはいなかった連中で,おそらくはGalbatorixに仕える為に出てきた者達だろうとの事。彼らは飛び上がる事はできるけれど,魔法を使う事はできないそうです。

ここでEragonは,Bromにあなたは一体誰?と尋ねます。何故彼はライダーの剣をくれたり,Ra'zacの事を知っているのかとても不思議に思ったのです。しかしBromは,自分は人生の多くをCarvahallの外で過ごした語部じゃよ,とだけ言います。

ふむ,なんかSWを思い出しますが。そのドラゴンライダーは行方知れずのお父さんでBromが先生だったりしたら‥‥しかしどうやら,ファンタジーにはお約束のMentorキャラクタ(オビ=ワン,ヨーダ,ガンダルフやダンブルドア先生のようなキャラクタの事です)はこの話ではBromのようですね。



Eragon (4) Flight of Destiny

2005-09-26 23:33:28 | エラゴン・Paolini
iTunesで,作者のChristopher Paolini御自ら,Eragonの次のEldestの触りを朗読している無料のトラックを見つけてダウンロードしました。びっくりしたのですが,彼は弱冠21才にして,朗読もとても上手です。Eragonはどう発音するのかと思っていたら,カタカナにすれば単純に「エラゴン」ですが,英語のAragorn(決して日本語のアラゴルンでなく)にそっくりな発音なんですね。またSaphiraは「サフィアラ」です。

Roranが自分の計画を父に話す時が来ました。彼が「Therinsfordで働く」と言い出した時,Garrowは一瞬考えているようでしたが,あっけない位簡単にOKが出ました。

その頃Saphiraはどんどん言葉を覚え,いろいろ思慮深い意見も言うようになりました。ある日彼女は鷲を捕まえましたが,放してしまいます。「空のハンターは捕食されて終わるべきでない。最期を迎えるのは地面ではなく空でありたいものだ。」

(生後1ヶ月かそこらとは思えん(笑))

Eragonは,Roranの決心のおかげで,Saphiraの事を家族に話す機会を失くしてしまいましたが,Saphira自身もその時点では紹介される事には否定的でしたので,とりあえずそのまま秘密にする事にしました。

EragonはRoranを送ってHorstの家まで行きます。彼はその時Horstに,青い石を探す見知らぬ2人組がいると聞きます。Eragonはその帰り道,Sloanが2人組に情報を提供しているのを立ち聞きしてしまいました。Eragonは2人組に見つかってしまいますがその時Bromが現れます。Bromは再度,誰にドラゴンの話を聞いたのかと尋ねますが,Eragonは答えず急いで家に帰りました。

EragonはGarrowに全てを話そうと思いましたが,その前にSaphiraを連れてこようと思います。ところが2人組の話を聞いたSaphiraは恐れ,突如暴れ出します。彼女はEragonを乗せ,そのまま飛び立ちました。彼女はSpineに向かい,しばらく飛んだ後,ある所に降りて,そこで2人は一夜を明かします。Saphiraが来たのは,彼女の卵が見つかった場所でした。EragonはSaphiraを説得して家に戻りますが,家が破壊され尽していました。台所で建材の下敷きになっているGarrowを発見,すぐにCarvahallに運びます。EragonはSaphiaraを降りてGarrowを引き摺って歩きますが,そこでBromに会い,ブラックアウト‥‥。


Eragon (3) Saphira

2005-09-24 22:49:53 | エラゴン・Paolini
著者のChristopher Paoliniってどこの出身だか調べようと思って,試しにIMDBを覗いてみたら,‥いました。1983年11月モンタナ州生まれ。21才。アメリカ人なのですね。名前と,文章の感じからそうではないかと思ってました。それでゲド戦記に雰囲気が似ているのかも?
Paoliniは15才で在宅で高校卒業を認定された(つまり,頭いい)けど,まだ大学に入るのは早いと思って,その間に書き溜めた小説がこれだったんだ。来年には映画もリリースされますね。何と,Brom役にジェレミー・アイアンズ!(最近はヴェニスの商人アントニオ,キングダムオブヘブンのティベリウス),これは驚き~! なんと,ちょうど,Bromってジェレミー・アイアンズみたいだなって思っていたんですよ。そして,Galbatorixにジョン・マルコヴィッチ! こ,これは,‥‥この本,読み終わらなくては! 急にやる気が出てきたのでした。(笑)

ドラゴンは前腕ほどの長さしかありませんでしたが,既に威厳と気品がありました。うろこは石と同じ深いサファイア・ブルー。ドラゴンは部屋を探検するように飛び回り,家具にぶつかってはキーキー鳴きました。Eragonはそっとドラゴンの背中から脇腹に触ると,突然衝撃が走って,彼の掌には白い跡がつきました。しかししばらくするとそういう衝撃も収まり,気が付くとドラゴンはお腹が空いた様子でキョロキョロ。Eragonは肉を持ってきて小さく切り分けて一片一片食べさせました。ドラゴンは最後のかけらをちょっとためらってから食べると,Eragonの腕にあがって丸くなって寝込みました。

Eragonは家族に見つからないように,家から少し離れた森の中にドラゴンの家を作りました。ドラゴンを置いて帰ろうとすると青い目がじーっと見ているのを感じました。次の日,肉を持っていくと,ドラゴンは木の枝から舞い降りてきました。床には少し羽が散らばっています。自分で餌を捕れるんだと少し安心。男の子か女の子か確かめようとすると,鳴いて嫌がりました。(笑) 2週間もすると,ドラゴンはEragonの膝の高さまで成長。だんだん森はドラゴンの引っかき傷やらトイレのあとやらで,もうGarrowやRoranにバレるのは時間の問題です。そこでEragonは彼らに打ち明ける事を決意します。が,その前に,Bromに会って何か話を聞いてみようと思い立ちます。

ところがその旅立ちの日,ちょっとおいとまをしにドラゴンに会ったEragonをびっくりさせるような出来事が。。。何とドラゴンが話しかけてきたのです「‥Eragon」

RoranについてきたEragonはBromを訪ねます。Eragonを歓迎するBrom。(EragonとBromは友達と書いてあったな)Eragonは,ドラゴンライダーの歴史について訪ねます。Bromは全部話すと次の秋までかかるよと言いますが,一応概略の歴史を話してくれました。Eragonは,初めてドラゴンに乗ったElfの名がEragonという事を知ります。そして,ドラゴンのうろこは宝石のように輝くって聞きましたよと言うと,Bromは急に疑わしげに,「誰に聞いた?!」Eragonは慌てて,思い出すような振りをします。そして,ドラゴンにはどういう名前があるのですか?と尋ねると,Bromは幾つか過去のドラゴンの名前を教えてくれます。

帰り道,Roranは,結婚する為にしばらく家を空けようと思う,と,Eragonに打ち明けます。彼は嫁を娶ったら帰ってくると言います。

ドラゴンの所に帰ってきたEragonは,名前をつけようと言います。最初挙げたいくつかの名前に,ドラゴンは「No」。「Eragon」(がいい?)Eragonは,それは自分の名前だからダメと言います。やがてEragonははっとします。「君は女の子?」するとドラゴンは「Yes」女の子だったのか。そこでEragonは,今度は女の子の名前を挙げます。最後に挙げた名前「Saphira」ようやく彼女は気に入ってくれました。


Eragon (2) Dragon Tales

2005-09-24 22:15:06 | エラゴン・Paolini
指輪とかハリポタとかと比べる人が多いですが,序盤を読んで感じたのは,雰囲気や言葉の使い方は,むしろゲド戦記に似ているなあと思いました。(主人公の気質は違いそうですが)

Eragonの母の名はSelena。彼女はある時,妊娠して,兄弟のGarrowとMarian夫妻の家にやってきました。そしてEragonが生まれると,この子を育てて,と無理矢理押し付けて,去って行きました。Marianは早くに亡くなりましたが,亡くなる前に,Eragonに彼の親の話をしました。しかし彼の父親は誰だかわからないそうです。

Garrow,Roran,Eragonは,行商人の集まる市場に買い物に行きました。GarrowはEragonを連れて,Merlockという行商人に青い石を売ろうとしますが,彼はその価値がわからないと言って,南の地の商人に聞いてみては?と勧めます。その後彼は,この頃Urgalsが増え,Shadeが姿を現わして物騒になった為にここへ来るのが遅れたと話します。

Garrowが他の買い物をしている間,Eragonは,商人達が最近王様(Galbatorix)は我々の国を脅威から守れないからいっそ追い出してしまえと悪口を話している(彼はこれには賛成しかねる)のを聞いたり,RoranがKatrinaとキスしているのを見かけたりします。彼らはHorstと一緒に食事を取って,その後Bromという吟遊詩人のドラゴンの話を聞く事にします。

Bromはドラゴンライダーの話を始めました。昔,Galbatorixという少年が,あっという間にドラゴンに乗る技術を覚え,2人の友人と一緒に北へ向かったそうです。自分の力を過信したGalbatorixは,そこで待ち伏せされ,友人とドラゴンは殺されてしまいます。彼は命からがら逃げて帰り,またドラゴンを要求しますが,評議会?(Council)は彼の本質を見抜きこれを拒絶。逆恨みしたGalbatorixは味方してくれるライダーを見つけ,Shadeに闇の秘密を学び,「elders」を殺しまくります。やがて彼は相棒を殺し,今度はMorzanという人に出会い,さらに2人で闇の秘密を学びます。その間に彼の新しいドラゴンShuruikanも成長し,仲間を12人集め,暴れます。Vrealという人が,これに対抗し,もう少しの所でGalbatorixを殺せるという所でためらい,逆に殺されてしまいました。その後Galbatorixは,勝手に自分はAlagaesiaの王だと宣言しています。

話が終わるとGarrowはEragonとRoranに,Bromがこの話をした事が国に知れたら,彼は殺されるよと言います。

家に帰ったEragonは,青い石を叩いたりしていろいろテストします。その夜石はキーキー唸ってうるさかったので,彼は森に戻す事を決意しました。ところが,すると石にひびが入り,やがてひびの間から小さな頭が出てきました。

生まれたてのドラゴンが可愛い‥


Run!Run!Run!