ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

His Majesty's Dragon : 6

2008-07-21 17:07:13 | 読書
翌朝食堂で,マキシマスの乗り手バークレーに,突如「お前,ドラゴンに何吹き込んでる?! 俺のマキシマスが風呂に入りたいとかほざきやがって,困るぜ!」一生懸命怒りを押さえて説明するローレンスですが,バークレーは「後で会おうぜ!」と,やおら友好的。(笑)確かに,バークレーは,初対面の人に失礼って言えば失礼ですが,まあ,普通に,こういう人いますよね。ローレンス君,いちいち神経質かも。

で,訓練を始めてみて,やっぱりバークレーはフレンドリーな人とわかりました。昼食の時間,皆はローレンスが心配したほど敵意を持ってないようです。でも「くだらん嫉妬に立ち向かう事になるかもなあ。」だそう。そこへ,ジェレミー・ランキンというキャプテンがやってきました。彼も特に敵意を持ってる気配はありません。そして,少年キャプテン?と思いきや,キャサリン・ハーコートという若い女性のキャプテン。(思わず赤面のローレンス(笑))彼女はリリーというドラゴンに騎乗していますが,ロングウィングという種類は,女性しか受け付けないのだそう。

ついつい現代の話のような錯覚を受けるけど,これってまだまだ女性の社会進出なんて考えられなかった時代なんですよね。思わず,呼び方から言葉遣いから,ちょっと困った,な,ローレンスです。(笑)

ランキンと,カードゲームをする約束をしたローレンスですが,その前にテメレアのお世話です。既に待ってる修練生(笑)男の子だと思っていた子が,これまたエミリー・ローランドという女の子とわかって,びっくりです。

テメレアは,少し沈んでいました。彼は「ドラゴン」関係に悩んでいる様子。中国種である彼は,他のドラゴンとは色やら翼の形状やらが違う事も気になるし,火を吐かない事も気になります。でも1番気になるのは,大きなマキシマスやリリーだけが,他のドラゴンより先に餌を食べれる事。また,ローレンスが海軍で経験を積んでいて,他のメンバーより年上なのに,ラガン湖では地位が低い事も納得いかないようです。

そんな話をランキンにすると,ランキンは,ドラゴンは金銀財宝好きなので,何か買ってあげると気が紛れるよ,とアドバイス。ところで,ランキンの話し方って,何かインギンでスゴイ鼻にツク(笑)んですけど。。。

とりあえず,ランキンとは友達になったローレンスですが,彼とお友達になった事で他のメンバーから疎遠になっているのでは,と,,基地での「人間」関係が,まだまだ気になります。

一連の訓練が終わった後,ローレンスとランキンと一緒に宝飾品を買いにエジンバラに発つ日が来ましたが,ここで,あ~あ,やっぱりねぇ~!,な事が。。(汗) かわいそうなドラゴンレビタスの主人は,ランキンだったんですね。ローレンス,次のページで文句言ってる(笑)けど,そりゃ,アンタ,あれだけ人間関係に神経質なくせに,何で気が付かなかったんだか。。。(笑)私だって気付いてたぜ? そうそう,彼,ドラゴンには宝石やっときゃイ~ンダヨ~,とか言ってたでしょ? そら,おかしいと思ったぞ,オバサンは。(爆)

案の定,ランキンは,レビタスに非常に冷たい態度です。遠回しに,もちょっと優しくしては?と諭すローレンスですが,ランキン全く意に介さず。も~も~も~~我慢できん(笑)と思ったローレンス,別行動。銀行でアミティエ捕獲の報奨金を受け取り,そのお金で,テメレアに見事なパールのネックレスを買います。

寂しいレビタスは気になって仕方がありませんが,ローレンスにはどうにもできません。とりあえず,テメレアはネックレスを非常に喜んでくれて,ほっと一息。(やっぱ,イ~ンダヨ~,なんですかね(笑))

ローレンスの,人間関係にやたら神経質な所は,なかなか共感持てないけど,すぐキレる所は共感しまくりです。(爆)


Run!Run!Run!