ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Rostam and Sohrab (2)

2009-11-02 23:45:35 | Kindle
短い話なので、すぐ読み終わると思いきや、文章が古風で難しい上に、ペルシャの歴史には疎くていろいろ調べなくてはならないので、めっちゃ時間かかります~。

しかし、読むにつれて、LOTR好き、兜モノ好きにとっては、結構ツボな所満載‥‥これはなかなか面白いぞ。(^^) 時間をかけて調べながら読む価値ありますよ。さすが、あの聡明なHassanの愛読書だったというだけの事はあります。

作者はHakim Abol Qasem Ferdowsi Tousi(一般的にはFerdowsi)という人。へぇ、もしかして、The Thousand Splendid Sunsに出てくる、Lailaの本大好きなお父さんの名前はここから来たのでしょか?

シリーズ全体の主人公は、Rostamという英雄です。本当は最初から読んで、Rostamの生い立ちを知らなくてはいけないんですけど、とりあえず、この辺でチェックしときましょう。(^^;)

Rostamは、ある日何やら胸騒ぎがして、愛馬Rakhshと共にSamengan(現在のアフガニスタンの北部ですね)という所の近くに、狩りにお出掛け。狩りは成功し、獲物を平らげて満足してお昼寝していると、そこを通りかかった騎士達=泥棒が、Rakhshにちょっかいを出すと、激怒したRakhshは、泥棒をこてんぱんにやっつけ(Rakhsh馬です念のため(笑))、そのままSamenganに行ってしまいます。

目覚めたRostam、愛馬がいない事にショックを受け、彼もSamenganへ。Rostamは、Rakhshが見つからなかったら、皆の首が飛ぶぞと大だだ(爆)。王様はまあまあと彼をなだめ、ワインと食事で歓待。そこへ、美しい王女Tahminehがやってきます。この肉食系姉ちゃん、今まで好みの男性が現れた事がないそうですが、英雄Rostamが来たと聞いて、早速押しかけて来たのだそう。

しばらくお話しているうちに、流浪の身なれど栄光だけで終わりたくないと思ったRostamは、彼女の美しさにひかれ、Samenganの王に、彼女を頂きたいと話し、王も快諾。Rostamは、Tahminehに彼の腕のオニキスを与え、自分の子が生まれたら見分けがつくように、女の子だったら髪に、男の子だったら腕に付けるように言います。

やがてRakhshが見つかり、Rostamは再び旅に出ます。

その後、Tahminehには男の子が生まれ、Sohrabと名付けられます。


Run!Run!Run!