ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Shahnameh : 6 March into Mazanderan (2)

2010-01-03 22:59:53 | Kindle
次にRostamとRakhshは「魔法使いの国」にやってきました。
Rostamは、谷間で彼らが用意したワインやデザートを無防備に楽しみます。ちょっと気分良く歌っていると、若い娘に化けた魔女がテーブルへやってきます。彼女とひとしきり宴を楽しむRostam。しかし、彼が神様の祝福を口にすると途端に娘が震え出したので、娘の正体を知ったRostamは、その場を去ります。(殺したと書いてある本もあるんですね、そっちが正しいのかな?)

次は、太陽の出ない国。
RostamとRakhshは躓きながら何とか脱出。ほっとして草むらで休憩していると、その土地の持ち主が現れ、Rostamの靴を蹴って起こします。その男があまり罵ったのでRostamは逆ギレ。男から耳を引きちぎってしまいます。(汗) 男はAuladという地主に言いつけますが、怒りのRostam、Auladの家来の首をばったばったと斬り落とします。逃げるAuladを捕まえて、「もし本当の事を言ったらMazanderanはお前にやろう。White DeevとわがShahはどこにいるのだ?」Auladは、この先もライオンや魔法使い達に守られているし、White Deevもイラン軍も遠いので止めた方が良いと言いますが、Rostamは、それなら自分のガイドになるよう命じます。

Rostam達は昼も夜も走って、ようやくKai Kawousの軍隊がいる地点に到着。Kai Kawousは再会を喜びますが、彼と彼の軍は暗闇に囚われているので一緒に行く事ができません。White Deevは7つの山の向こうにいて、そのWhite Deevの心臓の血を持ってこないと、彼らは暗闇から出られないのだそうです。

RostamはAuladの案内で7つの山を越え、Deevと戦って、心臓を持ち帰りました。
そしてShahと囚われていた軍隊にWhite Deevの心臓の血をかけて、暗闇から救い出します。RostamはAuladに、Mazanderanの王を破ったらこの国を与えると言います。

その後、Kai KawousはMazanderanの王に手紙を書きます。内容は、平和条約を求める物でした。Mazanderanの王はWhite Deevを殺された事で困っていましたが、平和に応じるつもりはありません。Kai Kawousは従わないと首を跳ねると返事を書き、Rostamがお遣いに出る事に。。

Rostamは象(象男?)に変装してMazanderanの王を訪ねます。途中で街路樹をひっこぬいて振り回したので、皆びっくり。巨人が彼の手を潰そうと手を握りますが、握り返されびっくり。力自慢のKalahourという騎士が彼の手を捻ろうとしますが、逆に潰されて爪を剥がされます。(痛そう。。。(;_;))王は、Rostamを自分の前に呼び出します。「そなたはRostamであろう」と聞きますが、Rostamは自分の正体を明かさず。(う~んこの秘密主義が後々息子との悲劇につながったんだ。。)Shahからの手紙を見て、勝てもしないくせに私に従えだと?と怒ります。それでもとりあえず、Rostamをもてなそうとします。(敵でももてなすのね、西アジアの慣習?)しかし生まれつき宴には興味のないRostamは、これを断り、帰ります。

この後、歴史上にないほどの激しい戦いとなり、8日目になっても決着がつかず、Kai Kawousは一旦王冠を脱いで神に祈ります。自分の為でなく国の為に勝ちたいと唱え、再び王冠を被って戦場へ。ようやくShahの軍勢が優勢となり、Mazanderanの王を捕まえます。ところが、Mazanderanの王は重い石に化けてしまい、運ぶ事ができません。Rostam、王よ、出てきなさい。さもなくば、私の杖でこなごなにしてしまいますぞ! すると王様がすごすごと出てきました。(^o^;)

Shahの前に差し出された王は首を跳ねられ、Rostamは約束どおりAuladにMazanderanを与えるようShahにお願い。Mazanderanへの進軍はめでたく終了したのでした。


Shahnameh : 6 March into Mazanderan (1)

2010-01-03 15:06:22 | Kindle
Kai Kawousは順調に国を治めていました。しかしここでAhriman、またしても悪巧み。Deevを歌手に変装させて、宴席に潜り込ませ、ShahがDeevの国Mazanderanを侵略する気になるよう、巧みに歌で誘い込みます。Kai Kawousは、JamsidもZohakも父Kai Kobadも、自分に比べたら大したShahでないと勘違い(既に先を読んだ事あるから知ってるけどこの人子供みたいな事言ってRostamに逆ギレされた王様よね(^^;))

国の貴族達は大弱り。Ahrimanが炊きつけた事はミエミエ。。。という事で、気軽にShahと話ができるZalに相談。ZalはKai Kawousの子供っぽさに呆れてます。(笑)Zalは宮殿に出向いて、Deevの国を征服するなど馬鹿げていますと進言しますが、すっかりその気のKai Kawousは無視。Zalは、さらにいくらShahでも与えられてない物が3つあります。1. 永遠の命 2. 運命から逃れる事 3. 誰の世話にもならずに生きる事。。と忠告しますが、王様の勢いに押されて、戦争に参加する事に。。

ShahはGewという将軍に、行く先々の町で人々を皆殺しにして女子供も残してはいけないと命じます。(汗) 7日間の間、Gewの軍は侵略の限りを尽くします。しかし8日目にMazanderanの王に知らせが届き、王はWhite Deevに助けを求めます。ここからMazanderanの反撃。夜になってWhite Deevの軍はイラン軍のテントに石と剣の雨を降らせ、Kai Kawous共々捕まえてしまいます。Kai Kawous、後悔しますが、手遅れ。White Deevは、反省の機会を与えるため、あえてShahを殺さず。(悪運の強いヤツ!(笑))

Shahから知らせ(反省の。。(汗))を受け取ったZalは、息子Rostamを召還。Rakhshに乗って馳せ参じたRostam、「本当に強い者は自ら地獄のパワーとは戦いません。腹を空かせたライオンの口には飛び込みません。しかし神の御加護があるならDeevと戦いましょう」父Zalは神の加護を祈ります。母Rodabehは心配しますが、Rostamは「自ら選んだ道ではありません。神にすがりましょう。」と言って出発。

Mazanderanに行く道は2つ。1つはKai Kawousの通った安全だけど長い道のり、もう1つは短いけれど危険な道。Kai Kawousの道は長いし退路を確保する為取っておく事にして、Rostamは短い方の道を選択します。


さてここから、Rostamの最も有名な冒険談の始まりです。リンク先のWikiにも詳しく出ているので興味ある方はどうぞ。

Rostamが草むらでRakhshと一緒に休憩していると、ライオンがやってきます。ライオンはまず馬からと思いますが、Rakhsh、これを踏み殺してしまいます。Rostam、物音で目覚めますが、何が起きたか見て唖然。おいおい、誰がライオンを殺してくれと頼んだか、とまた寝てしまったので、がっかりのRakhsh。(笑) 

その先の道は太陽の照りつけが厳しく、さすがのRostamも死を覚悟します。ついに終わりと思いかけたその時、元気な羊が歩いているのを発見。思わずついて行くと、そこに泉があり、これは神の御加護と喜ぶRostam。Rakhshに、今度何かがあったら起こしてねと言って昼寝。すると、ドラゴンがやってきます。RakhshはRostamを起こしますが、その瞬間ドラゴンは消えてしまい、安眠を妨害されたと怒るRostam。(^^;) Rostamが寝るとまたドラゴン、起こすと消える。。。これを3回繰り返し、Rostam、ついにキレます。(汗)「危険な時は呼べ。ただし眠りの邪魔をするな!」

次はどうするのかと思いきや。。(^^;)
またドラゴンが現れます。Rakhsh普通にRostamを読んで起こします。激怒するRostam。しかし今度はドラゴンは消えず(なんだまんまじゃん)自分の過ちに気付いてRakhshに謝ります。ドラゴンに名を尋ねられ、自分は誰にも負けないと自己紹介。これに怒ったドラゴンは戦いを挑みます。Rakhshが後ろから噛み付き、Rostamがとどめ。戦いの後、RostamはRakhshを洗ってあげます。

‥この章長いので続きは後で。


Run!Run!Run!