![]() | The Poisoned Chalice (Tudor Mysteries 2) 価格:¥ 1,154(税込) 発売日:1993-01-14 |
久しぶりのシャロットです。
シャロット翁、どうやら、2人の若い姉妹と添い寝しているようです(爆)若い時自分を「猿」のような容姿だったとどこかで言っていたと思うのですが、女性にはモテるのね。(笑)
今回は、そのシャロットが、75年経った今でも、夜中に身震いするほどの恐ろしい事件のお話だそうです。
1521年、前回の活躍でいまをときめくウルジー卿からイプスウィッチのお屋敷を頂いたベンジャミン・ドーンビーとシャロット‥ですが、田舎暮らしがちょっと退屈なシャロットは、ロンドンに行きたいなぁと思ってます。それを聞いたベンジャミン、今学校を作る準備をしているので、ちょっと手伝ってもらって、その後言ってもいいよ、と言います。
1ヶ月ほどで学校の準備が終わって、シャロットはようやくロンドンへ出る事になりました。彼の下宿先は、セントポール寺院近くの、ゴールデン・タークスという居酒屋。ベンジャミンは、後でウルジーおじさんからお仕事を仰せつかったら訪ねるよと約束。
当時のイングランドは、既にヘンリー8世の治世ではありますが、まだまだ宗教改革の嵐が吹き荒れる前で、人々も修道院ものんびりだったそう。シャロットの下宿先の近くには、あのアセルスタンが信仰生活を営んだブラックフライヤーズ修道院も、まだ無事にそこにあったんですよねぇ。
ロンドン暮らしを始めたシャロットは、お金儲け目当ての野心家の若者。。。というと、ついつい今年の大河ドラマの「影の主役」(ドラマのタイトルは彼の名前ではないけどね)を思い出しちゃいましたよ。‥で、シャロットは、ジャン・ピエール・ラレンベールという、シャロット的には「大変なお人よしに見える」初老のフランス人男性と出会い、フランス産ワインと、イングランドの食物を取引する商売を始める事にしました。
(仕事の話は英語難しかった(笑)ので置いといて。。。(^^;))
ラレンベール氏の家に(状態チェックの為)招かれたシャロットは、そこで娘のアグネスに出会い、一目ぼれ。どうやら運命の彼女との事。シャロットとラレンベールとバートランド・ド・メイコンという船乗りと3人で仕事をする契約を交わし、下宿先に帰ろうとするシャロットを、突然4人が襲います。中の1人が「ラレンベールは見かけ通りの男と思うなよ、ルシフェリ(Luciferi)が来たと伝えろ」と、言って、シャロットを乱暴に壁に叩き付けて立ち去ります。そこへ3人の「不良少年」が通りかかって、シャロットを助け起こしてくれました。
正直言って、アグネスに出会う辺りまでは、この本ホントに読もうかな?なスタンスでしたが、シャロットが襲われ、急に楽しく?(^^;)盛り上がってきたという感じかな。