ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Slaughterhouse Five 4 (2)

2010-09-23 00:35:59 | BookClub
Slaughterhouse-FiveSlaughterhouse-Five
価格:¥ 636(税込)
発売日:1991-11-03

その時、窓から光線銃発射! ビリーの意志は麻痺してしまいます。彼は曲がりくねった梯子の1番下にぶらさがる羽目に。。しかし電気が通っているので、手がぴったりくっついてしまいました。彼はエアロックに投げ出され、ハッチが締まり、ようやく梯子から離れる事ができ、ようやく、脳みそが働き始めました。

エアロックには覗き穴とスピーカー。Tralfamadore星人は喉を持ってなくて、テレパシー交信しますが、地球人とはあたかも普通に喋るように会話ができます。「ようこそ、ミスター・ピリグリム、質問は?」するとビリー「何故、僕?」すると「それは地球人的質問だ。何故?それは今この瞬間だからだ。琥珀に閉じこめられた虫を見た事はあるか?」

ビリーは実はてんとう虫が3匹入った琥珀のペーパーウェィトを持ってました。

「お前はこの瞬間琥珀に捕まったのだ。何故はない」

彼らはシアーズから盗んだ安楽椅子にビリーを麻酔をかけて座らせました。円盤内は他にも盗品で一杯です。これらはTralfamadoreのビリーの人工動物園で使うものでした。

円盤の加速が、今度はビリーをドイツの戦場に戻します。列車は時速2マイル程度のスピードでゆっくり進みます。所々の収容所で車を切り離し、少しずつ短くなっていきます。


Slaughterhouse Five 4 (1)

2010-09-23 00:31:34 | BookClub
Slaughterhouse-FiveSlaughterhouse-Five
価格:¥ 723(税込)
発売日:1991-11-03

ビリーは娘の結婚式の夜、眠れませんでした。彼は今44才。結婚式のパーティは自宅の庭のオレンジと黒のしま模様のテントで行われました。その夜ベッドに入っても何故か静電気で一杯の毛皮に包まれたような気分で眠れないビリー。足を見ると青みがかった象牙色になってます。

ビリーは自分がこれから誘拐されると知りながら、階下に降ります。子供達の部屋は空っぽ。いやもう既に子供ではありません。バーバラの部屋に入ると、彼女が新婚旅行に持っていけなかった物が取り残されていました。窓辺に電話の子機。ビリーはそれを取って電話をしてみますが、間違い電話。

台所でパーティーに使ったシャンパンを発見。既に気が抜けてました。円盤が来るまであと1時間。テレビを点けると第2次大戦の爆撃機の話。何故かこれを「巻き戻し」で見ているビリー。けが人と死者を乗せた穴だらけの爆撃機が後ろ向きに飛び立ち、イングランドからフランスへ。そのうち他の爆撃機が合流。そのうちドイツ上空に到着。炎に包まれる町から爆弾を吸い込みます。まだけが人がいましたが、もう1度フランス上空に来ると、ようやく皆良い状態に。

爆撃機が基地に到着すると、爆弾を積んだシリンダーはアメリカの工場に行きます。それは解体され、鉱物に戻ります。この作業は女性が行い、特別な場所に運ばれ地中にとても上手に隠されます。もう人を傷つける事はないでしょう。

ビリーは飛行士達は高校生になりヒットラーも赤ちゃんになるんだな、全ての人が赤ちゃんになり、やがてアダムとイブになるんだな、と、妄想を抱いてます。

で、その映画を今度は進行方向に見て、そろそろ空飛ぶ円盤に戻る時が来ました。ビリーは裏庭へ。Tralfamadoreからの円盤が、来ました。

円盤は直径100フィート、周りに窓が付いています。そこから紫の光が点滅。音と言えば、フクロウの鳴き声のような音のみ。底のハッチが開き、縄ばしごが出てきました。


緑岳

2010-09-23 00:06:29 | 旅行
翌日は、大雪高原山荘から、緑岳を登りました~。
氷に閉じ込められたハイマツ。


ダーリンのお目当ては、緑岳頂上付近の岩稜のナキウサギ‥だったのですが、まあこの日頂上は顔も変形する位の(爆)強風。。。

という事で、曹操じゃないよ(^^;)、早々に降りてきて、高山植物を楽しみました。






こちらは、忠別岳と白雲岳を結ぶ稜線でございます。

何気にこんな写真が撮れてしまったのですが、実は後で地図をみてびっくらこいたのですが、ここは大雪山系のど真ん中! 大雪高原山荘という立派な旅館があるものですから、ついつい、実感が沸きませんでした。

例の動物をまた見に行きました

2010-09-22 00:24:55 | 旅行
久しぶりに層雲峡に行ったら、以前と随分変わってしまったなあ。。
実はこの日こんなニュースが流れておりました。(私達も過去この場所に2回行った事あります。)ちょうどこれをやっていた時、まさにこの裏側ってか、表側か?(^^)でこの写真撮っていたんですよ。

で、またまたこの子

を見に行って参りました!

苫小牧東港

2010-09-22 00:09:09 | 旅行
フェリーは苫小牧東港に上陸。ここ、一応苫小牧という名前はついているけど、実際は苫小牧の遥か東側にあり、すごく寂しい所なのよね。(^^;)
ただ、ここから北海道に上がると、とっても、北海道に来たんだ~という気持ちになりますよ。この日は札幌の、北大近くのホテルに泊まりました。この日何故か「動物のお医者さん」を思い出してしょうがなかったのですが(^^;)、舞台である北大獣医学部の辺りを通りましたよ。競馬場のある桑園とか。マンガに出てきたよな~、懐かしい。(^^) (しかし何故か札幌の写真を完全に撮り損なう(汗))

フェリーの旅

2010-09-20 17:04:41 | 旅行
今年は、一昔前に豪華なイメージのCMで一世を風靡した?フェリーに久しぶりに乗ってみました。珍しく、行きも帰りも1等和室を使ったんですよ。夜、新潟を出港して、翌日の夕方に苫小牧東港に着く船です。お天気はちょっとイマイチかな。。

お昼は甲板で。何か使い古した鞄のような(^^;)味のある虫を見つけました。

Slaughterhouse Five 3

2010-09-18 23:47:27 | BookClub
Slaughterhouse-FiveSlaughterhouse-Five
価格:¥ 723(税込)
発売日:1991-11-03

ドイツ軍と犬は「掃討作戦」中でした。犬は遠目には恐ろしい声でしたが、実はその日の朝農家から調達した、プリンセスという名前の雌のシェパードでした。で、ドイツ軍のうち2人は十代前半の少年、2人は歯の抜けた老人。隊長は目の血走ったガリガリの戦争狂の伍長。死んだハンガリー兵から盗んだブーツは、中を覗くとアダムとイブが見えるという代物で、ほぼ彼の家と化しています。

氷の上に横たわっていたビリーには、ブーツの艶にアダムとイブが見えてました。そして、次に現れた粗末なボロの靴を履いていたのは、15才の金髪の天使の顔をした少年。。

彼らはビリーを引っ張り上げて持ち物検査。幸いビリーは武器を持ってません。すると遠くでライフルの音。ドイツ兵は、ビリーとウェアリーを見捨てた2人の見張りを撃ち殺したのでした。次に彼らはウェアリーの三角ナイフを興味深げに眺めた後、そのナイフでウェアリーの衣服を切り裂き、弾丸よけの聖書を発見。例の女とポニーの絵も発見。最後にウェアリーの上等なブーツを脱がせ、美少年に渡し、美少年のみすぼらしい履き物をウェアリーへ。

2人は小さな小屋へ連れてこられます。そこには他のアメリカ人が数人、捕らえられていました。

やがてビリーは時間の旅…そこはビリーの職場の視力測定装置(何故か逆さまにぶらさがったフクロウ)あれ?今僕は何才だったっけ?等と考え事しているビリーに、思わず心配になった患者さん、「先生、私の目に何か悪い病気でも?」窓の外には彼の車。その車に貼られた「警察をサポートしよう」「Earl Warrenを弾劾せよ」は、舅からもらったもの。て事は今1967年。え?その間の時間はどこに行ったの?

机の上の業界紙The Review of Optometryには、眼鏡技師がプロとしてのステータスを確立しないと、眼鏡の店が減ってしまうというような記事が。。サイレンの音を聞いて、第3次大戦かと思ってしまうビリー、ですが、それはただのお昼のサイレン。

目を開けると第2次大戦に戻ってました。ドイツ兵が彼を蹴って、移動の時間である事を知らせます。

捕虜はまるでおバカのパレード(ビリーの意見です(^^;))。ライカのカメラを持ったドイツ人カメラマンはビリーとウェアリーの写真を撮り、2日後、アメリカ兵の服装が悲惨なものである事を大きく報道。さらに、カメラマンが捕獲の様子をカメラに収めたいというので、皆でビリーを藪に投げ込み、彼が起きあがった所をピストルで脅す事を演じました。

ビリーは何故かニコニコ。実は彼は1944年のドイツに居ながら、1967年、彼自身のキャデラックに乗っていたのでした~。それは彼にとってとても良い時代で、故郷のライオンズ・クラブでの午餐会に向かっている所で、8月だけど車は冷房付き。スラム街の交差点でふとビリーは戦場で見たような風景を見ます。歩道の所々が崩れていて、どこに戦車があったのかわかります。食料品店の前で黒人が車の窓をトントン叩きますが、信号が変わってビリーはそのまま走り続けます。走るうちに、故郷の風景が何故か爆撃を受けた後のドレスデンのように見えるビリー。

ライオンズクラブでお話しているのは市長さん。彼はベトナムのいわゆる北爆(お~っとこんな言葉がスラスラ出てきちゃったらトシばれるね~)支持者です。北ベトナムを石器時代にしてやろうとしてる人。でもビリーは特に北爆に反対というわけではなく、ただお昼を食べに来ただけ。

ビリーのオフィスには彼の「keep going」のメソッドが貼ってあります。患者さんの中には「とってもためになる」と言ってくれた人もいます。
神は我に与え賜う
平穏に承諾する事
変えられない物、勇気
変えられる物
そして常に相違を教えてくれる知恵

ビリーが変えられないのは、過去、現在、そして未来。
ビリーは、市長さんに、退役軍人で息子はベトナムでグリーンベレーとして従軍している、と、紹介されます。市長さんはグリーンベレーは良い仕事してるね、と、言いました。

昼食後、ビリーは昼寝をしに帰宅。実は医者の勧めにより、ビリーは昼寝をしていました。それがビリーの悩みを解決してくれるだろうとの事で。

ビリーは検眼医として成功し、かなりなお金持ちでした。メインの仕事の他、ルート54ホリディ・インを持っていたし、Tastee-Freezeのスタンドも所有。(柔らかくて冷た過ぎないアイススイートだそうな)

家は留守でした。娘のバーバラは母と一緒に婚礼用品の買い出し中。お手伝いさんも雇ってないし、犬もいません。以前はスポットという犬がいたそうですが、既にこの世に亡く。。

眠りに就こうとしたけど眠れず涙するビリー、…と、ドアチャイムの音。外を見ると体の不自由な人が2人。彼らはウソの雑誌の定期購読の契約を取り付けに来ているのをビリーは知ってました。皆わかっているけど、彼らがかわいそうだから、つい契約しちゃうのよね(そういうの、日本人だけじゃないんだ)ビリーは、ライオンズクラブで、こういう奴らを見たら、警察を呼んだほうが良いと聞いていました。ちょっと離れた所に雇い主と思われる車も見えます。まだ涙を流しながら、さてどうしたものかと悩むビリー…ですが、そこで彼はルクセンブルグに戻ってきました。

ビリーは写真の為に藪に放り込まれて以降、「セントエルモの灯」が他の捕虜達の頭の辺りに見えてしょうがありません。木のてっぺんとか屋根とかにも見えます。彼を始め、アメリカ兵は皆、手を頭の上に組んで行進。ビリーはうっかりウェアリーに衝突して、ゴメンと謝ると、ウェアリーも涙。実は、靴を取り替えられて、足が痛かったんです。行進が進むにつれ、他のアメリカ兵もどんどん合流。さながら屈辱のミシシッピ、のようだったそうです。

彼らを先導するドイツ兵はマシンガンで武装して、ガツガツ食ってたようです。1人がウェアリーの肩にタバコや安酒の臭いのついた唾を吐きかけました。やがて、行進はルクセンブルグからドイツへ。。

国境にはカメラが設置され、勝利をお祝いしていました。

駅で、ドイツ兵はアメリカ兵を階層事に分けました。めちゃめちゃ肺炎な大尉がビリーに話しかけます。「お前、ウチの子か?」実は彼は4500人もの部隊を失ってました。多くがまだ少年だったそうです。さらに「お前451連隊か?」と尋ねますが、ビリーは??状態。「歩兵連隊だ」と言われてようやく納得。

彼は「Wild Bobと呼んでくれと言います」451連隊はウェアリーだけでしたが、ウェアリーは足のトラブルで応える余裕なし。Wild Bobは、戦争が終わったら、故郷のワイオミングで同窓会をバーベキューをやると言います。ビリーにも、来いやと声をかけます。

そこに、VonnegutさんとO'Hareさんもいました。

ビリーは列車の車両に他のたくさんの捕虜と一緒にパック詰め。ウェアリーも別の車両に詰め込まれました。中は相当ぎゅうぎゅうで、隣の車両では誰かが死んだと騒いでいましたが、ガードのドイツ兵は無視。ビリーはベンチレーターから隣接する車両を見てましたが、見張りのドイツ兵が乗った車両はソファやクッション、ティーセット等の揃っていてまるで天国のようです。

しばらくしてドイツ兵がでてきて、ようやく誰かが死んだという車両へ。こちらはたったの6人の大尉でガラガラ。亡くなったのはWild Bobでした。

ビリーの乗った列車は途中で2日止まったりしながら目的地まで。途中誰も降ろしてもらえません。ビリーはやがて1967年Tralfamadore星人に誘拐された日に行きます。


Slaughterhouse Five 2 (4)

2010-09-18 23:37:09 | BookClub
Slaughterhouse-FiveSlaughterhouse-Five
価格:¥ 723(税込)
発売日:1991-11-03

次にビリーがいたのは病院の中。(ちなみにもちろんこれは飛行機事故で頭に大けがする前の話だよ、と、前置きして…)そこでビリーはSlovikという兵士の話の本を発見。Slovikは南北戦争以降のアメリカで唯一、敵前逃亡で処刑された人、だそう。その本のレビューには、(Slovik氏の)そういう行為は減刑にも値しないし、全くお勧めでないというような事が書いてありました。

そして1958年、息子が所属するリトルリーグの祝勝会にいたり、1961年の大晦日に飲み過ぎて、唯一の浮気をしたり(何故か車のハンドルが見つからなかった)、…で、ようやく現実に戻ります。

ビリーは、もういいよ、君達先に行けよ、と、言いますが、ウェアリーは許しません。ウェアリーが張り切って先導しようとしたその時、2人の見張り番は彼らを見捨てて行ってしまいました。。。(彼らはいい加減降参したら、と、言ってました)遠くから犬の声。

ビリーは、というと、ダンスフロアをスケーティング……。1957年の秋のNY。何故か大統領に選ばれて、これから人前でスピーチをしようという所……

ウェアリー、カンカンです。こんな事になったのはビリーのせいとばかりに、殴る蹴る。ビリー恐ろしさのあまり体ガクガクひきつり笑い。怒りさらにアップのウェアリーがビリーをさらに蹴ろうとしたその時、遠くから見られている事に気付きます。ドイツ兵です。しかも彼らは、一体なんでアメリカ人がアメリカ人を殺そうとしてて、殺されそうな方が笑っているのか、興味津々。


Run!Run!Run!