三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

コレ出すの忘れていた!

2018年04月23日 | 編隊コレクション
土曜に開催された厚木フェスへ行ってきましたが
艦載機の移駐が完了した今年は、コネタのみの収穫となり現像する気力が・・・


そんなわけで飛行機ネタが不足してますが
こういう時の助け舟があることを忘れていました!


久しぶりの編隊(変態?)物は、定番の操縦桿を紹介


米空軍 F-16 戦闘機 の操縦桿とスロットルです


操縦桿といえば大抵は小股の間に下から伸びているのですが
F-16はフライ・バイ・ワイヤを実用化した戦闘機
操縦関係は電気信号で各舵に伝えられる

それこそフライトシュミレーターの操縦桿みたいに座席の両サイド
左にスロットル、右に操縦桿が置かれている

今回紹介するのは F-16でも初期型の F-16A型 ブロック15 の操縦桿とスロットル



先ずはスロットル
色んな機能がスロットル表面にボタンとして配置され
(レーダーや無線等のリモコンスイッチみたいなもの)
なんとも異様な形状の物体になっている




スロットルを握りながら全てのボタンに指が届くか~
というのは実際無理だと思います(笑






初期型なのでボタンの機能が、後のモノと比べると少ないようだ
時代と共にやはり複雑化しているのかな


ブロック15 のボタン機能は下の画像右側を参照してください


つづいて操縦桿 ですが
やはりボタン等の機能は画像 左側を参照下さい




操縦桿の左右と前後の画像、左から2番めがパイロット側になります



カメラを構える関係で左手で握っていますが、実際には右手以外では位置的に握れません

暗い赤色のトリガーは、他の操縦桿と同じように2段階で引くことができ
一段目はガン・カメラのスイッチでイッパイに引けばガンが発射される

操縦桿によってはトリガーに安全ピンを刺す穴があるのだが
これには存在しない




スロットルと操縦桿は同一機から外されたものではありませんが
操縦桿には手書きのシリアルナンバーが刻印されており
それにより、機体がブロック15だと知りました

検索すれば、もちろん機体の画像もヒットしますが
飛行中のものもあれば、デビスモンサ(飛行機の墓場?)でモスボールされ砂漠の陽に焼かれてる姿も・・・


オマケは米軍のF-16 日本版進化系?、航空自衛隊 F-2 のサイド操縦桿 と スロットル を
似ているようでだいぶ違う姿に、ビックリです

 画像は三沢基地航空祭で撮影したものです
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やっぱり、手に入れてしまった

2016年10月01日 | 編隊コレクション
先日知ったブルーインパルスの 2016年のツアーパッチ

今までにない雰囲気のデザインに、仲間に頼んで手に入れてしまった



左側が今年のツアーパッチですが、「こんなパッチもあるよ~」の声掛けに

やっぱり、20周年記念のパッチも手に入れてしまった
年度的には昨年度だが、日程的には今年の2月?だったけ(笑

二つとも、なかなか良いデザインでお気に入り


さて肝心なブルーインパルスの展示飛行を、今年は未だ一回も見ていない

先の小松では、前日の予行と本番の2回見られる予定が長雨で遠征自体をキャンセル


今後の展示飛行予定は、10月16日の浜松航空祭が近いところだが
地元の行事が入っていて身動き取れないし・・・

11月3日の 入間基地航空祭 は、毎年30万人もの人出に避けたい基地の筆頭だからね(笑 
まぁ、祝日で休みの取得も難しいけど・・・

となると~、11月末の百里までは見れそうもないか

その百里も、帰宅時の渋滞回避ならブルーを捨てる覚悟も必要で
そんなことしてたら、今年 見ることができなかったりして~
またまた、パッチで我慢 にならないようなんとかしなければ!
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H なかぶりもの

2016年09月07日 | 編隊コレクション
健康診断やらなにやで、休日はことごとく潰され遠征もままならない
ケツの決まった飛び物もあり、出かけたい気持ちばかりが先行していたが~

それもやっとかたついて、次の休日には遠征~ なんて考えてたら、 雨・雨・雨 トホホ・・・


というわけでネタは完全に枯れて、またまたコイツに助けを求めることに


今回紹介するのは、米海軍の初期型フライトヘルメット H-4
 だいそれたタイトルにしましたが、特別エッチではありません(汗



1950~1960年代初頭まで使われていたというヘルメット
私のコレクションの中では、カッコ悪い部類に入るかな(笑
NAVY ステッカーばかり目立つが、ゴーグルがないと間が抜けちゃう正面型


 
 ~ヘルメットの後頭部と、ライナーを入れた内部事情(笑 ~ 
なんたってヘルメットの頂部はこんな凸凹状態、コレの為に強度が上がるのかな???


ヘルメットは米国のGENTEX社製
 いつごろからGENTEX社がフライトヘルメットを制作しているのか知らないが
 今ではフライトヘルメットと言えば、「GENTEX社」
 米国だけでなく、西側諸国はもとより
 一部の東欧パイロット達もご用達の老舗メーカーになっている


このヘルメットはデッドストック品が放出されたようで
GENTEX社のロゴが入った、新品の封印されたままのダンボール箱に入っていた
ただ、サイズが S ではとても日本人の頭は入らない

ダンボールに入っていたのはシェル(帽体)のみで、これだけではヘルメットの意味をなしません
画像は入手当時のヘルメット画像(左側)と、苦労して入手できたライナーの画像(右側)

珍しくヘルメットに付けられていたラベル? タグ?にも
 「Outer Protective Helmet 」と表示されている
     

これを完全なフライトヘルメットとするには、上の画像のようなインナーが別に必要となる

これはヘルメットの裏側にあるベルト部分のタグ

GENTEX社と型番の H-4 が書かれたオレンジ色の小さなステッカーが
シェル自体の裏側にもつけられているが、ライナーを装着したら見えないので画像はナシ

ライナーは米国のサープラショップと取引を始めた頃に探しあてたものだが
やはりそれも新品で、デッドストックだったようだ 

ライナーに縫いこまれたタグは、サイズを強調してある

H-4ヘルメットには、バイザーはなく当時の定番的な米軍ゴーグル M-1944 を装着する
これも米国の同じショップより輸入したが、個人輸入が脚光を浴び始める頃の古い話

その頃は手紙のやり取りで、ショップの奥様が小物やクリスマスカードもプレゼントしてくれたりもした
人間味のある取引は、ネット時代では懐かしい出来事になってしまった


ブームマイクは、自分のジャンクパーツの中から
時代的に合いそうなモノを見つけてきて装着してみたが

 中折れタイプ かぁ~ って(笑

ヘルメットが使用された時代的には、朝鮮戦争前後で
当時の写真を見ると、 F-9パンサー 攻撃機等のパイロットが使用している姿が残されている

しかし、この金色の姿で写っているものはほとんど見かけない
現場でカラーリングされているようだが、色が入るとヘルメットの凸凹は目立たず
空軍のPシリーズに見えてしまうのは困ったものだ

古い映画だが「トコリの橋」で、登場するパイロットのヘルメットもこの型
映画はDVD販売されているので、もしチャンスがあったら、そのカラーリングも是非ご覧下さい

ヘッド」マネキンの助けを借りて~


酸素マスクを使用する場合は、ライナーの横にあるドットボタンに装着する



酸素マスクは MS22001 タイプ、撮影の為に別のヘルメットより拝借してみました

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いかにもジョンブルな~

2016年07月19日 | 編隊コレクション
チョッと身の回りが再びガタガタしていて、ネタも切れて更新も滞り気味で・・・

そんなわけで、慌てて探し出してきた 「編隊コレクション」 は、またまた操縦桿
それも久しぶりに紹介する イギリス機 の操縦桿グリップです

初飛行は1950年代という、レトロな機体で「ホーカー ハンターHawker Hunter)」の操縦桿
飛行機が飛行機らしい容姿だった時代のモノ

1950年代に初飛行とはいっても
以前 度々訪れていたイギリスの航空ショーでは、毎回お目にかかれた

 これは1994年まで使用された、スイス空軍のアクロチーム
   Patrouille Suisse (パトルイユ・スイス)のハンターだが

現在でも実際に飛んでいる、息の長~い飛行機なんです 
もっとも、当初の目的機(戦闘攻撃機)としては流石に無理ですがね


最近の厚木基地においても
 米軍の訓練支援にあたる民間の会社ATAC の機体としてハンターを見かけることもある
  
  Hawker Hunter  F58 以前はスイス空軍で使用されてた機体


 機体周りの人員と比べてみても、ハンターは案外小型
  ということはコックピットも狭いのだろうな~ と推測はたつ

 その狭さの関係もあるのか、ハンターのグリップは
 他のイギリス機の モノ と比べると、前方への曲り具合いが大きいような感じがする

  ~ねぇ、何故あんたのは こんなに曲がってるの~ (爆


Hawker Hunter cockpit」等で検索すれば画像が出ると思うが
この操縦桿のグリップ部分は、絶妙な角度でオフセットされ取りつけられている

 狭い空間でも、ホント! 右手が上手い角度で納まりそうだ
  

 それでは、その操縦桿グリップを見ていきましょう
 表面は滑り止めだろうか、さざ波のような突起もこの操縦桿の特徴になっている



 「Back」と書かれた画像が、パイロット側から見た操縦桿になります




米国製機のグリップと比べると、その個体は大きく異なり、安全装置も目立つ仕様だ
底を覗けば、操縦桿自体にスイッチ類が少ないのでコネクターのピンも少ない



この操縦桿は、その曲線美? のおかげで、グリップ部を自立させるのは無理
撮影は平面に倒すか、自分の手で支えるしかなかった



スイッチ類が集中する操縦桿のヘッド部分の前後画像です

右側(Back)の画像、トップの左側に見えるボタン状のものはガンカメラのスイッチボタン
米軍等のトリガーを引けば一段目でガンカメラが作動し、更に引くと射撃が始まるタイプとは大きく違う

その下、斜め縦方向のギザギザ長方形のものは、位置的に想像はつくが
マニュアルには、「Electrical Tail Trim」とある
普通にエレベター(昇降舵)トリムじゃ駄目なのかな(笑

左右の画像です

右側の画像で、ガンカメラボタンの位置がわかるだろうか


それでは更に、数少ないメカニカルな部分を御開帳~

トップから覗くと見える右側のSAFE(安全蔵置)カバーを上に上げると見えるボタン
こちらはロケット弾の発射や爆弾の投下リリースボタン



左に見えるSAFEカバーを上げると、操縦桿の反対側に機関銃のトリガースイッチが降りてきます

トリガーの降りた操縦桿を斜め前から見た画像と

引き金に指を掛けるとこんな感じになりますが、指は長めでないと微妙な動きはさせにくいですね

このトリガーは安全装置カバーが上に上げられた状態でのみ作動

カバーを閉じてしまうと、安全装置がかかり トリガー はうんともすんともしません
ただ、元の位置に戻すことは可能で、このあたりはヒューマンファクターに対処しているのかな




  最後に、この操縦桿の下部には
  大型のブレーキリリースレバーが取り付けられるようになっているが
  
   残念ながらコレンクション時から欠落している
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唯一のコレクション

2016年04月13日 | 編隊コレクション
諸般の事情で、しばらく遠征ができなくなってしまい飛行機ネタが不足気味

こんな時には助けを求める「編隊コレクション」ですが、これも先が見えてきた感じで~ (笑


今回は幾つか持っているパイロットヘルメットの中でも
唯一のコレクションである自衛隊のパイロットヘルメットを、それも海上自衛隊モノ

空自のレトロ的なヘルメット P-4J は、過去に幾つかのショップ広告で高額品を見かけたが
海自モノは自分がコレクションした時以外は、見かけていない



   この金色のヘルメットがソレ
     ブームマイクもレトロな、ヘリコプター等の海上自衛隊 航空機搭乗員用ヘルメット

 このヘルメットの使用時期は1970年代あたりで、やはり今からみればレトロな部類

 HSS-2 シーキング 対潜ヘリ等のパイロットばかりではなく
 固定翼のS-2 トラッカー 対潜哨戒機 搭乗員が使用している写真を雑誌等で見かけたことがある

  

何故金色なのかは正確なところはわからないが
米海軍の初期型パイロットヘルメットも金色なので、空中や緊急時の海上で視認しやすい為なのかな




ヘルメットの内側に貼られたラベルには、三菱電気製 N-1 と型番が書かれている
その横に書かれた「中」はもちろんサイズ、Mサイズを中とはいかにもニッポン!

シリアルも描かれているので、詳細がわかる~ なんてことは今更ないだろうな(笑

空自のP-4J も以前に内側のラベルを撮影したことがあったが
やはり三菱製で、米軍の P-4 の型に、日本のJが加えられてる感じ

この海自の N-1 、米軍の型番はなんていうのかな
たぶん APH-5 の初期型?あたりなのかもだが、資料を探してもいまだにハッキリしていない



バイザーロックボタンは、なんとなくネジが欠損している感じが

その後に雑誌等で見かけた同型ヘルメットでも
ネジ部はなかったので、これが正解なのでしょう


一応、このヘルメットの後継ヘルのバイザー・ロックボタンはこんな感じということで

たぶん同系列だろう APH-5のロックボタンからネジ部を外してきて取り付けてみた
ロックボタンは右に回せば閉まる常識的なモノだが
中心のネジ部は右に回すと緩むので注意が必要
ただ、ネジを取り付けてみたが、ネジ山が合わないのか途中で止まってしまった



ヘルメットの内側ですが、イヤーパッドもゴム製?で古さを感じられる




チンストラップはレザー製、ブームマイクは中折れタイプ
  エッ! 中折れ???(爆


オマケの話だが、大昔からの老舗的プラモ制作者ならご存知だろうが
  昔々 「プラプレーンコンテスト」 というのがあった

自分も一度だけ地方予選? で優勝、全国大会へ持ち込まれたことがあったが
世間知らずを思い知らされる結果となった(笑

モデルが手元に戻った時にはけっこう損傷があったし・・・


その「プラプレーンコンテスト」の開催広告が航空雑誌のページを飾ったことがあった
     
     
記念すべき第1回(たぶん)のプラプレーンコンテストは1970年に開催され
優勝景品は、新品のパイロット用ジェット・ヘルメットと酸素マスクというマニアックなもの
ヘルメットはまさしく自分のコレクション品と同じタイプのジェット用


酸素マスクはMBU-5型で、ドットボタンで装着するものだが
画像を見る限りはコミュニケーション関係の電装品は欠落しているようだ


この時の優勝者さんは、今でもこのヘルメットをお持ちなのだろうか・・・
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