梅雨空にいったあいつ

ここ数日、しっかりとした梅雨空の毎日にカビが生えそう・・・

時折り強く雨が降る中、焼香をすませてきた

　一昨年に九州の友人を亡くし
　墓参りも済ませていないのに

　また同い歳の級友がいってしまった

長野県は葬儀よりも先に荼毘にふされるから
会えるのは遺影のみ

と思ったら時代だね、会場内にはスマホ？ の動画も流されていて
　「アッ、〇〇（彼の名前）」
思わず、彼の葬儀に来たことを忘れそうになり名前を
動画が残ってるなんて若いからかな
我が家の年寄りじゃ動画なんてないや、自分さえもね

この状況下、流れ作業のように焼香のみ
でも会葬客は思った以上に多く
駐車場は大混雑、消毒スプレーの係りはてんてこ舞い


先日は訃報に驚くとともにコイツに目がいった
今でも自分の机上で小皿代わりになってる


　初めて自分がスッポンを食べた時に
　亡くなった彼が捌いたスッポンの甲羅をもらってきたもの

その後も何度か店を訪ねて食べたスッポン料理だったが
捌き手の代は息子さんにかわってしまった

　あの日、彼がスッポンに噛まれたという古傷を見せながら～
「スッポンの腸を丁寧に洗い、串に巻いて焼くと美味いんだ！」
　　怖いものみたさ、食べたさに興味深々

彼になら「アノ時の話しに出た 串 が食べたかったな」って言えるけど
息子さんじゃ、料理方も好みも違うだろうし・・・

　幻のまま記憶から消えちゃうのかな

　いやいや彼の思い出と一緒だからね、消せないわ

　ご冥福を～　なんて言わないし　じゃぁ　またな！