三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

片付け の副産物

2023年09月16日 | Weblog
部屋の片付けしていると、昔の写真が出てきたりして手が止まり~
 ってのは誰しも経験する事なんだけど

今 自分がやっているのは、年寄りの忘れ去られたモノの処分
 こんなモノまで何故とってあったんだ???
その怒りも手伝い、懐かしいモノは無視して捨ててきた
廃棄物集荷の期限が決まっており、色々考えてると終わらないんだ

正直、毎日必死で嵩張る埃だらけのモノを
ハンマーで破壊し、「産廃バッカン」というやつに積み込んでいる
残暑のおかげで、疲労感が半端ない


その過程で、明治以前の年号が墨描きされた
大きな木箱に入った「お膳」や「漆器」が出て来た
ネットで売れば~ なんて周りからの声も聞こえないわけでもないが
 そんな時間的余裕がない
この片付けを終えないと、次の工事に入れないんだ
増え続ける廃棄ゴミの量に、請求金額の方が気になる

十数個のお膳を箱から出し、ハンマーで粉砕し終えると
底に敷かれた新聞紙が現れた
セピア色を通り越し、これぞ黄昏色だわ

 
文字を確認しようと触ると、紙の繊維が経年変化で脆く崩れてくる
 コピーしてこようとも思ったが
 新聞紙を持ちあげる事もままならなずで

印刷の年号が、右側からだから読みにくいし皺も・・・
 ん~ 年号は大正かな 6年? 16年? アッ 大正は15年までだよね
 
 コンクリの地面に置いたまま
脚立の上から写真撮影し、「黄昏色」を修正かけたモノが上の画像
コントラスト高くすると皺も濃くなって読みにくいね・・・

 大正6年 8月 8日 新聞名は画像にはないが「東京日日新聞」だった
画像の右側には、陸軍大臣官房やら臨時軍用気球なんて文字も気になかかる
 
 106年前の新聞なんだと驚いたが 
 
文字が読みにくくて、記事を追う気にもなれない


そんな時は世相を読める広告なんだが~ (笑

 なんじゃコレ!?

 「肺病」やら「かっけ に ばい毒、淋病」?
 

かかわりたくないような文字ばかり目につくが
やはり読みにくくて・・・  古文は大嫌いだった自分だし(爆


とは言っても、きっとコレが106年前の世相
庶民が気になって仕方ない案件だったんだろうね

それにしても、手書きのような女性の絵
髪型もだが、なんともね ガリ版印刷の方がまだ見やすいわ


というわけで、大正時代の新聞に仕事の手を休めてしまったが
思ったほどの感激はなかった

こういった物は、自分が実際に生きてきた範囲の年代モノが
懐かしく思えて目をとめるものなんだと納得

例えば、一緒に出てきた昭和42年頃の新聞広告から




こんなの見てるから、片付けが終らないんだよ(泣


なんか今回は色気のないブログになってしもた
黄昏色のままにしとけば良かった・・・ 
コメント
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