三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

プラモの3枚おろし~!?

2019年11月10日 | プラモの話
日本国内でロシア製ヘリを事業用に使う航空会社は1社のみ

機体は KA-32、ヘリ製造の重鎮カモフ社の機体(現在は合併でロシアヘリ)

この Ka-32 を使用しているのはアカギヘリコプター社さん

以前に、コレのプラモを作りたいと思い検索したことがあったが
海外を含め、ことごとく「SOULD OUT」で
その後の入荷見通しもたたず、いつしか諦めていた

ところがひょんなことから、まったく違う事を検索中に見つけてしまった
Ka-32 は、ロシア等で使われている軍用 Ka-27 の民間バージョン型だという

ならば~ と Ka-27 のプラモを検索すれば、アヴェイアブルじゃん!

 見つけた勢いで、ポッチとやってしまった!


数日後に手元に届いたのが

ロシアのズヴェズダ社製 1/72 Ka-27 対潜ヘリ

ガレージキットみたいな箱に上箱がかかるだけ
けっしてジャケ買いしないだろう絵柄だわな

まぁ~ プラモ作りは高齢化して薀蓄ばかりなので関係ないか(笑



中身は想像以上にまともなモールドのキット(失礼)
どうも自分には、昔の西側倒産メーカー流れの焼き直しのイメージが残ったままだった

ただモールドをよく見直すと、ヒケが肝心な部分に結構見受けられ
今後の製作では苦労するだろうな


透明部品は目立つ部分なんだが
クリアーパーツの厚みもあり、まともには使えないだろう


 
  説明書はロシア語表示のみ、塗料のハンブロールだけは英語表示とは





借り組みしてみると、自分が抱いていたカモフ ka-32 とはだいぶイメージが違う
さてどうやってコレをイメージに近づけようか・・・


先ずは高さを調節するために胴体パーツを片側3分割

というわけでカモフの左右胴体を計6枚におろす(笑
最初に気になった不要窓はすでに埋めてあります

これを再び合体させるのは容易ではないだろうな



アカギの機体にするために窓部分を大修正
ということはバブルキャノピーを自作せねば

それに失敗したら、カモフの完成は望めないのでボツになってしまう
いきなりの超難易度のハードル越えに挑戦

雄型 と 雌型 を朴(ほう)材から削りだす
もちろん、型の周囲は瞬間接着剤で固めてガラス状にするのを忘れない


薄めの塩ビ板を選んで絞り出してみた



なんとかバブルキャノピーの形にはなってくれそうだ
これをキットに貼り付ける、次の難度の事は後回しで考えることにし
このプロジェクトにゴーサイン


とりあえず資料集めが先行だ
完成機体の塗装はアカギヘリさんと決めている
マーキング用にデカールも自作せねば

ところが・・・、私がカモフに実際に遭遇できたのは2回のみ
過去のブログにも上げてあるが、機体両面の撮影を完了できずにいる

自分の手持ち画像はかなり少な目で
ネット上の画像は Photoshop で扱うには小さくてほとんど使えない

アカギヘリと言えば、あの方にお願いするのが一番だ
カモフを撮影している回数は、彼の右に出る者はいないだろう
 
コメント (2)
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武士道ガーディアン 遠征初日~ つづき

2019年11月06日 | そら モノ 色々 

RAAFの編隊は、アボリジニ 由来のスペシャルマーキングを先頭に着陸



できたら背中も撮影したい塗装だね



懐かしいシルエットの、レガシーホ-ネット


離陸順番と同じに降りてきた、最後は複座機



後席はデジ一眼で~ だぶん動画撮影中かな(笑


それから暫くして降りてきた空自の U-4 機

そう言えば、先ほどまで展開していた旧ターミナル跡地で
周囲の少ない同業者が「防衛大臣が視察~ 」と話していたのを思い出す

 もしやこの機体に搭乗してたかも~

 エッ、これってもしや~ 空自や豪空機は河野防衛大臣のお出迎え!? 
 
 後日 河野太郎大臣の公式HP に上がっていたし
 航空自衛隊のTwitterには動画もあったようだ


 別の日付けで、空自機から撮影された画像もあり U-4機の機番 #251 も確認できる 
 大臣はポートサイド側に座っており、右側窓には人影がないのも納得


撮り終えると、同業者さんはみなさん移動するとのこと
ターミナル付近まで乗せてくれるとの誘いを
昼頃にはセカンドがある筈と考えた自分は丁寧にお断りを (~後に大後悔することに)


ところが耳を澄ませ、基地内からエンジン始動の音が漏れてくるのを待ったが
一向に動きはなく、ここから基地内はまったく見えないので
やっと取り出したラジオも静まりかえったままだった

基地南側の森林奥にある定番ポイントへの移動も考えたが
接続道路は先日の低気圧通過で泥沼状態だとかで無理のよう

それから
40分ほど過ぎた時、いつのまに上がっていたのか空自機が降りてきた



201飛行隊機×2、 203飛行隊機×2 が飛行隊ごとに着陸

 AAM-3 が両翼下にぶら下げた形態はスグにわかったが
 胴体下にもAIM-7 スパロー 2発を全機が携行してる
 ミサイルに青帯(訓練弾表示)が見えないので、スクランブルからの戻り? 



 

 それからはまったくラジオも沈黙
 昼食を挟んで、もしや式典中!? 

 大臣搭乗機が着陸してから3時間ほど粘ってみたが(笑)、いよいよ諦め
 タクシーを呼ぼうとも思ったが、距離的には歩けない事はない
 岩国フェスで歩くのは慣れてるさ~、とセコイ考えが大間違い

 ターミナルはソコに見えているのになかなか近づかない
 おまけに途中で歩道はなくなり、工事で足元は石がゴロゴロ
 Googl Map が表示した徒歩45分は当たるわ! 

 国際線ターミナルにたどり着いたが、基地内の動向を見たくなり
 南千歳駅から再び旧ターミナル跡へ
 (国際線ターミナルから、JR千歳空港駅まで遠すぎだよ!)

 
 やっと戻ってきたぞ
 隣にいた地元マニアさんから情報をもらうと
 「道庁から演習の状況が毎朝公開され、フライト予定も出てますよ」とのこと

 あれま、知らなかった・・・
 慌ててHPを検索すると、この日は 午前と昼の演習フライトはなし になっている

 それじゃ、午前に飛んだのは大臣のお迎えの為だけだったのか~ 
 河野大臣、大人気!? なんだね(笑

 でもそれが撮れてラッキーだったてことか 

 
大臣機が降りてから5時間近く待たされたあと、やっと午後の部が動き出す
すでに日射しはかなり傾いていた

空自のF-15 3機が先に上がる、1機の腹には ECMポッドを携行

AN/ALQ-131 はRF-4E偵察機用だったから、余りはじめたかな

つづく RAAF機も3機が上がるハズ
初っ端は複座機から~ ゲッ、ベタ低い!



なんと目の前でハイレート!  スゲェ~ 感激!!
もしや後席は空自パイロットの体験飛行だったりして





他の2機はノーマルな上がりを見せてくれたが
せっかくの、この日はじめての公式訓練だったのに3機とも色ナシか
 厚木式に言えばイモ番ばかり・・・

戻ってくるのが夕方5時過ぎでは光量不足になるだろうし

まぁ 目の前でハイレート見れたから、翌日に期待して、帰~えろ



通常訓練から戻った別の空自機を眺めながら機材をかた付けようと

最後のさいごに、高台から跳び降りたら~
足がヘナヘナ状態で後ろ向きに転んでしまった 

いやぁ~(笑 参ったまいた、怪我はなかったが
歩き疲れがもう出てきたようだ

頭を払うと手に青虫君が~、「食っちゃうぞ!」
南千歳駅の待合で椅子に座ると膝の上にまたもや青虫が、「ツマミにしちゃうぞ!」
 缶チュウハイ、買ってこよ(爆)
 
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武士道ガーディアン 遠征初日

2019年11月03日 | そら モノ 色々 
9月の頭に防衛省から日豪共同訓練の実施が公表された
先のブログでも書いたように
数年前の日英共同訓練は、未撮影の RAFタイフーン機飛来にワクワクしたが

オーストラリア空軍機のホーネットでは気持ちはイマイチ・・・
それが、色物飛来の情報に気持ちは180度方向転換

 でも展開ベースが千歳基地ではなぁ~

千歳は便数は多いが、安値料金が少ない観光&ビジネス路線
それが今まで千歳行きの最大のネックになっていたが・・・

調べれば見つかるもので、手頃値段な便を見つけ来ちゃいました

午前8時半には千歳到着ゲートを出たのは良いが、さてどうしよう

仲間がいたら間違いなくレンタカーだったが
お一人様ではな~、(帰宅後に知ったがレンタルバイクもあるそうだ)

風は北風ということで、離陸しか撮れないだろうが
とりあえず南千歳駅から徒歩で行ける、定番のポイントへ向かうことに
(F.Yさんの Fly Team 撮影ポイントページ、役立ちました)


 ~目の前に広がる広大なエリア~
前週なら、このフェンス際に世界一周中の「シルバースピットファイアー」が駐機してたのに

この日は、2本の滑走路を挟んだ遥か遠くに
狙うオーストラリア空軍(RAAF)機が駐機しているのが見える
まだ訓練は始まっていないようだ~ と思っていたら、ほどなく動きが

色付きの機体が1機と、ノーマル機2機の計3機がタキシングを始めた
機体までの距離がありすぎ、陽炎も手伝い撃沈!

先ず上がってきたのは空自 203飛行隊 F-15J×2、F-15DJ×1 の3機

でも訓練用の装備(訓練用AAM 等)はナシな姿だった

つづいてきたのは、狙いの色付き RAAF ホーネット

先ずは色付き 1機確保! F/A-18A A21-23 75飛行隊
さすがに見慣れぬ機番の表示


ノーマルのチェッカーテイルは F/A-18 A21-36 75飛行隊かな? 


  F/A-18B A21-114 77飛行隊

RAAF機は全機、ASQ-T34 データポッドとAIM-132 訓練ミサイルを装備


エプロンに残された機体の内、1機が牽引され格納庫に姿を消した
この機体も一応色付きなんだが・・・ 今日は飛ばないって事か
色つきのもう一機、緑系はエプロンに見えないや




RAAFが持ち込んだだろう車両も確認できる


 落ちついたので、周囲を見渡すと同業者は数えるほど
 台風崩れの低気圧が通過した直後というのも影響してるだろうが
 訓練が本格化するだろう翌週に、遠征を予定している知り合いも多かった



自分がここへ到着前に上がっただろう、ファースト? の機体が3機戻ってきた
こちらは空戦訓練用のAAM等を搭載している



これを見てしまうと次なる欲求が襲ってくる
ここのポジションでは着陸が転がりしか撮れない、着陸側のエンドへ行きたい!

南千歳駅にタクシーはなく、とりあえず空港まで戻りタクシー乗り場へ
機体が戻ってくるまで、1時間弱だろうから充分間に合う

空港ターミナルから午前の順光側エンドまでは 3km弱
タクシーなら5~10分で到着するハズと思ったが~ ここでトラブル発生!

なんやかんだで、時計を気にしながらエンドにたどり着いたが
すでにRAAF機が離陸してから1時間を越えていた

 もう降りてしまったかも、半分あきらめ気分・・・

数少ない同業者を見つけ尋ねると、「おかしいよね、まだ帰ってこないんだ」

思わず心の中で「やった、ラッキー!」、これでトラブルは思い出になる

 しばらくすると見慣れた機影が近づいてくる


先ほど上がりを撮れた 203飛行隊機、RAAF機も続いてくるだろう

 エアバンドラジオ? リュックに入れたまま出す気力も尽きてて(笑


後ろにつづく大きな機影は何? 遠いうちは RAAF の C-17?

希望的な観測はすぐに消え~ あれは C-2だ、案外デカイ!





 エンジン デカッ!



RAAFの編隊は、少しだけ間を空けてからストレートインで降りてきた

                             ~つづく
 
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