7月１日（火） 吾輩は

猫である

　プラスチックゴミを出した道すがら、穏やかな一日が始まった。

　デジスコの液晶フードを自作しようと材料をすべてそろえて晴れて来るまでの間と工作を始めた。

　昼近くになって電話がかかってきた。ソニーの修理担当からである。
使い初めの日に事故ってしまったカメラの修理が二万円を越えると言うのだ。

　あと一万で新品が買えてしまう。
結局修理はしないことにした。

　穏やかな一日が俄然忙しくなった。

カメラ 再購入

　”文京区　湯島三丁目”

　電話が来て一時間もしないうちに私は電車に乗っていた。
カメラは再購入するしかない。文京区湯島だったら運送代と代引き手数料より電車賃の方が安い。私の時間給はただだから。

　出かけていたカミサンにはメールで事後承諾である。
ネットで買う店は店舗になっていないところが多い。とりあえず購入目的を果たし
した。

　店（事務所）の向かいの風景。


　

文京区湯島

　帰りは丸の内線の御茶ノ水駅まで歩こうと思った。
店は千代田線の湯島駅から２分のところだが、淡路町駅から乗り換えに地下道を４００メートルも歩かされたのが気分を害した。

　これだったら外の景色を見ながらぶらぶら歩いた方がよっぽどいい。
交番や案内図の厄介になりながら歩いてみた。

御茶ノ水駅を目指して

御茶ノ水駅を目指して

御茶ノ水 なつかしい場所

　”御茶ノ水　聖橋から”

　ようやく懐かしい場所に着いた。
東京に出てきた頃、私はすでにカメラ小僧だった。その頃ここによく立った。
カメラはアサヒペンタックス。フィルムは白黒のトライＸ。

　その頃と変わってない。いや変わっているのかもしれない。
記憶の神田川は、はしけが通って船のポンポンの音が谷にこだまして船から煙が出ていたっけ。
　

デジスコ 再トライ

　とりあえず一刻も早くデジスコの再構築と試し切り（撮り）をしなくては。
家を出たら午後６時をまわっていた。

　相手をしてくれたのはこのホオジロだけだった。もう日は沈んでいる。
とにかく写った。カメラ以外は壊れていなかった。

　明日から撮るぞ。

　ついでに恥じも書いておきます。
過日の事故は、三脚のビデオ雲台（ベルボン）にデジスコシステムを着けたロングプレートを溝に挿入。ねじでクランプ（したつもり）。

　三脚を担いだら駐車場のアスファルトの上にセットごと落下。
溝に挿入すれば、ストッパーピンが効くわけなのになぜずり落ちたのか今もって分からない。

　ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）ではないが、夕方は三脚を担いで歩いていても落ちてくるのではないかと時々カメラを見たりねじを締めたり大変でした。