９月４日（金） 上野～浅草～日暮里

　”上野駅ガード下”

　昨年９月１８日のブログに、東京スカイツリーの建設現場へ行った報告を載せた。
　あれから間もなく一年。一度途中経過を撮りたいと思った。
上野から浅草まで地下鉄で行って、隅田川を渡って建設現場まで。
　帰りは上野まで徒歩でカメラ散歩するつもりだった。

地下鉄銀座線 上野駅

　"浅草行きのホームで”

　こんな人を見ると、
これから浅草に行くんだ、という気分にさせられる。

浅草

　吾妻橋たもとで。水上バスの乗船場は数十メートル上流に移動していた。
これから橋を渡っていくと、左斜め前方にかなり高くなったタワーが見えてくる。

東京スカイツリー 建設現場

　一年前は地上にはまだなにもなく、基礎を固めている時だった。
大分存在感を増してきた。今の東京タワーの倍近いというから、
まだこの５倍ほどは高くなる。

業平橋駅ホームから

　東武伊勢崎線、業平橋駅ホームから。
一年前はこのホームから建設現場を見下ろしていたのに。
今はホーム端に出ないと全部見られない。

業平橋駅ホームから

　もう一、二度は来て見るようかな。
ホームから撮る必要で駅に入ったのでそのまま一駅、浅草に戻った。

再び浅草へ

　雷門周辺はもう日本の観光地ではない。外国人ばかりだ。
私が外国旅行しているような錯覚を起こす。安上がりでそれも良いか。

浅草寺

　浅草寺本殿は改修中で、すっぽり角隠しのように布に覆われていた。
無信心の人が増えたといっても、この風景は変わらない。

Ｔｈｉｓ ｉｓ Ｊａｐａｎｅｓｅ ＫＩＭＯＮＯ

　帯には　Decorative Belt　と書いてある。なるほど。
外人仕様となれば、マネキンと着物はこれで合っている。

悪女の墓

　浅草からの帰り道は撮るものがなかった。
以前谷中を歩いた時に気になるお墓があったので、そのお墓にもう一度行ってみた。

　高橋お伝（1850～1879)。明治初期、稀代の悪婦として知られ、
病身の夫を毒殺し、他の男のもとに走り、その後各地を放浪しながら悪事を重ね
商人殺しで30歳で死刑となる。
日本で最後に斬首の刑を受けた女囚だそうです。
　後にこの人をモデルにしてお伝の一代記を書いた仮名垣魯文の音頭とりでこの墓がたてられた。
　彼女も貧困と差別のうちに男に利用された気の毒な存在と見る見方も強まっているという。
　このお墓にはいつも花が絶えないという。
今の週刊誌やワイドショーだったらお伝の事件はこの世の終りくらいに騒いだに違いない。
　悪女といわれた人にも墓を作る。人は意外と優しいな。日暮里駅から帰途についた。