９月１８日（金） 道東 釣の旅（４） 阿寒、女満別、羽田

　”午前４時３０分ホテル７階から”（９/１４日）
　旅シリーズ最終回です。旅に出たのはちょうど一週間前の今日でした。

　朝自然に目が覚めた。まだ夜明け前、時計を見たら４時半だ。
昨夜のことを思い返してみた。夕食を済ませて部屋に帰ってパタンキュー、
８時頃寝てしまったのだ。爆睡だ。ほとんど皆そうだったみたいだ。

早朝の阿寒湖散歩

　今日はもう釣りはしない。帰る日だ。
Ｆ氏も目を覚ました。二人で早朝の湖畔を歩くことにした。

　食事をする一回のホールもまだ真っ暗だ。

早朝の阿寒湖畔

　正面が雄阿寒岳。すっぽり霧に包まれている。
右手から朝の明りが来ようとしている。

早朝の阿寒湖畔

　そのまま明るくなってくるのかと思ったら霧が一層濃くなってきた。
ぞくぞくっとお腹の辺りが寒くなる。日の出前が最も寒いというやつだ。

　桟橋の温度計は９℃だ。「このまま風呂に入ろう」。帰って朝風呂に。

女満別空港を目指して

　”玉ねぎの収穫”

　午後２時２５分初の羽田行き。逆算して昼に空港でお昼にしよう。
それまで見物できるものがあれば見ていこう。
ほとんどの荷物はホテルから宅配便で送った。
　こういう風景はいつも見えていたが、道に近かったので撮りに下りた。

玉ねぎ畑

　スパーの買い物で「５個入っていくら」
なんてパックの玉ねぎばかり見ていると、こういう風景はストレス解消になる。

廃線の駅舎

　”道の駅あいおいで”

　広い駐車場の道の駅に入った。直径２５センチ位ある真っ青な白菜が２００円だ。
さんざんほめるが買っては帰れない。

　道の駅の隣に、少し離して２両の客車が停めてある。駅舎もある。
駅の名前は「相生駅」。廃線になった駅でその跡地に道の駅が出来たらしい。
駅舎はバスの待合室にいまも使っている。時刻表がバスの時刻表だ。

廃線の駅舎

　写真が飾ってあった。「北見相生閉道参周年記念」と書いてある。
調べたらもう２４年も前に廃線になっている。
　この写真に写っているだけの人数を今この場所で見つけることはとてもできない。
　自然豊かで、人も居ないのかと思ったらそうではなかった。
写真に写った人たちの当時の暮らしに思いをはせた。
　外はドピーカンの天気である。

♪今は もう秋 誰もいない海～

　シャワー付きのビーチ。
南国のリゾート海岸です、といっても違和感ない。

　最北の海に続く網走湖とは。聞かなきゃ分かりません。
遠浅の湖でシジミ漁の船が係留されています。水も温かだった。

広い大地に思うこと

　もう女満別の空港近くに来ている。
以前野菜がものすごく安かった売り場の建物を探して走っている。

　助手席のＦ氏が突然
「夫婦仲良くなくっちゃ農業はやっていけないですね」
「協力しあわなかったら出来ないもの」。
　車はもう長いことゆったりとした起伏のある畑中の道を走っている。
広い畑に働く人は時々見かけるだけである。
　想像してみた。広い空の下、広い畑の真ん中で、夫婦げんかして背中合わせに立っている二人を。
　可笑しさが込み上げてきた。
　
　

野菜売り場

　「あれだ」。みんなの話を総合してイメージした以上に年代物の建物だ。
でも看板は現役であることを証明している。
　「おばさんまだ生きているかな」などと話していたが、背筋のピンとした老女だった。
　野菜は半分以上売り切れていた。小豆、トウモロコシを買い込んだ人。
私は水代わりにミニトマトの袋入りを買った１００円で。

皆さんありがとうございました

　”ディズニーランド上空あたりか”

　こんな気楽な旅をしたのは初めてだ。これは癖になりそうだ。
近いうちにカミサン連れてまた来ても良い位に思った。でも気がついた。

　カミサンと二人だとこの気楽さがない。私が緊張する。責任を背負うからだ。
　今回は人任せで責任がないからこんなに気楽なのだ。
　ＯkさんＦさん。そしてマネジメントと運転のＯnさん。
ありがとうございました。　我が家でお許しが出たらまた御一緒させて下さい。