”朝の諏訪湖 八ヶ岳の裾が赤らんでいる” （８月８日 ６時５４分）
用事も済んで、信州で一夜明けた。
今年前半は月一以上のペースで信州へ来ていたが、
純粋の行楽がなかった。
私たちの夏休みをこの際やってしまおうとひそかに思っていたが、
問題は台風１１号。
西日本ではすごく被害も出ている。
お天気をどう調べても、関東以外はみんな悪い。
このあたりも午後３時から雨の予報だ。
この写真を撮っている間にもポツポツ来た。
「悪あがきしないで帰ろうか」。
でも急いで暑い関東に帰るのももったいない。
そうだ、国道２０号を大月までポツリポツリ帰ろう。
途中、雨の旧街道筋の写真など撮りながら。
私らしい決断だ。
かくして一般道を走り始めて小一時間。
突然目の前を払うように日がさして雨も上がった。
「入笠山行く？」
カミさんが切り出した。
以前から選択肢にあったが、リフト代使ってまで雨の中ではと躊躇していたのだ。
「行こうか」。カーナビをセットしたら１０数分だった。
高速に乗っていたらこんなことはできなかった。
決断のタイミングが良かった。一切の無駄道走行もなく、リフト駅へ。
何時降られても恨みっこなしと腹を決めて、ポンチョと傘をバックに詰めていざ。
ゴンドラ駅を降りてすぐに、管理花畑がある。 そこだけだったら傘さしても見られる。
昨年は８月２７日に行って、湿原のエゾリンドウの最盛期だった。
http://blog.goo.ne.jp/photo884/d/20130901
http://blog.goo.ne.jp/photo884/d/20130902
今年は２０日ほど早い。どんな花が見られるか。
八ヶ岳が丸見えだ。 昨年は晴れていたが、頂上はかなり雲に覆われていた。 雨が上がった雲が見える。
昨年は下る時、こちらに富士山が見えたんだ。 そう言ってその方角を見たら、「見えてるよ」。
（カミさん作マーク）
私のカメラは引き付けが効かない。カミさんのズームで。
ゴンドラを降りたら、まず窓越しではない八ヶ岳をカメラに収めよう。
今見えているからと言って、数分後の保証はない。 中央高い山が主峰赤岳（２８９９ｍ）。
↓ カミさんカメラでアップに。
”アサギマダラ”
「あっ、アサギマダラ」。
歩き始めてすぐカミさんの足が止まる。
管理お花畑の入り口だ。
「後からいくらでも撮れるよ」。先を急ごう。
① 頂上までは上らない。
② まず湿原、天気が大丈夫だったらその上のゲレンデ。
③ 下のお花畑は帰りに撮る。
これが申し合わせ。
まずは入笠山湿原へ急ぎます。
