夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡 [松尾芭蕉]
この写真を撮りながらこの句が浮かんだ。
「夢」。
この句の夢の字に引っかかった。
今なら、夢=希望 に近い意味だ。
戦をしていた侍たちは果たして夢を持っていたのかな。
もちろん、主君の為に武勇を遂げる。
一族の功名・栄華はあるにせよ、
夢、という言葉は似つかわしいのだろうか。
でも、それらの「夢」そのものが、現(うつつ)ではない物だったのだ。
と考えるとこの句は深く大きい。
「夢」を功名・栄華と見させておいて、
実はその夢事態もうつつではなく空しいものなんだ。
やっぱりこの句はすごいんだ。
この年でこんなこと感じているようでは私ゃまだ青二才。
昨日のオニバスと言い、今日の夏草と言い。
私は真夏の夜の夢のさ中か。
ここだけの事か、どこもそうか。ヤブ蚊にご注意。
虫よけスプレーも最初は効いているように思えたが、
汗が出始めたら、そこは薬が薄まるのか、蚊の攻撃を受けてしまいました。
極めつけは、ポロシャツの下にアンダーシャツを着ていたのに、
背中を二枚越しに刺された。 きく~!