風がほとんどない穏やかな年の瀬だった。
昨日は年賀状を出したら無性に外へ飛び出したくなった。
今日は、年賀状が間に合わないことを口実に、
引き出しの中身を何日もばらまきにしていた部屋を方付ける。
玄関の扉を開け払っても日ざしが入り込むだけで寒さは感じない。
風がほとんどない穏やかな年の瀬だった。
昨日は年賀状を出したら無性に外へ飛び出したくなった。
今日は、年賀状が間に合わないことを口実に、
引き出しの中身を何日もばらまきにしていた部屋を方付ける。
玄関の扉を開け払っても日ざしが入り込むだけで寒さは感じない。
昨日のことです。
ツグミを撮る度に思い出すことがある。
中学三年の担任の男の先生は長身で面長、色白。
今で言えばイケメンの先生で、母親たちが素敵な先生だと言い合っているが、
当時の私には、気遣いな男先生だった。
この先生の写真を撮ったことがある。
ところが写真を撮ろうとするといつも表情が硬く、
結んだ口もとはどちらかに力が入っていて、自然な表情に撮れない。
写真にした時が一番よくないのだ。
このツグミを撮る時よくこの先生を思い出す。
かなり立派な形・模様の鳥なのにいつも固まった様なポーズで、
色々なポーズを撮りたいのだが、斜め45度の彼方を見つめ胸を張ったまま動かない。
今回ちょっとだけそんなツグミに超接近できました。
穏やかな一日だった。
思うに私が「出かけるから」と、
いつもカミさんをせかせているからせわしないんだ。
私がおとなしく家にいると何か平和だ。
「買い物に行って」と午後三時過ぎ、
家を出ようとしたら、近所の奥さんが「今畑から抜いてきたから」と
大根を持ってきてくれた。
日没まで強い風も吹かず穏やかな年の瀬でした。