”山腹の木にとまるオオワシ”
12月14日。
前日の雨も早くに上がって素晴らしい晴れの天気となった。
もろもろの用事は済ませて、今日は鳥見に開けてあった。
何か所かを探鳥して、夕方近く諏訪湖畔を通った。
昨年はもう来ていた諏訪湖のオオワシ。
まだ来ていないかな、といつもの場所を覗くとカメラマンが並んでいる。
「来てる!」。車を湖畔に入れてみんなの覗く方角を見るとオオワシ、愛称グルがとまっている。
1999年1月、衰弱して飛べないところを保護され、放鳥してから毎年渡って来るオオワシ、グル。
今年も会えた!。
時間は15時30分。そろそろねぐらに帰るかもしれない時間だ。
私は数メートルでも近づきたいと、湖畔から離れて住宅街を進んだ。
↓ 少し近くなりました。
↓ あっ!飛んだ。
私は急いで湖畔に戻ります。
「あっ、あそこだ」。カメラマンの指さす方向にトビに追われたオオワシが。
かなり執拗に追いかけると思ったら、オオワシは魚を捕まえていたらしい。
それを横取りしようと、執拗に追いかけていたのです。
この後、遠くの山の木にとまってお食事。
「30分は動かないな」。この言葉に撤収を決めた。
ちなみに、グルの渡りが地方紙に報道されたのは、
翌15日のこと。
私たちはいち早いオオワシ撮影ができたのです。
とまったら数時間は動かないことがざらにあるこの鳥に、
15分足らずで飛翔姿まで撮れるとはかなりラッキーなことです。