”塩嶺王城パークラインから諏訪盆地を望む”
霧ヶ峰から鷲ヶ峰、和田峠を下って岡谷入り、
塩嶺で鳥見をしてカミサンの実家に。
途中ここで必ず止まる。
カミサンの母が亡くなる一年ほど前か、ドライブで連れてきた場所だ。
コメントをいただく、塩尻市の”信州かつみ”さんに出合った場所でもある。
カミサンの実家には3時に着いた。
玄関には精米したコメ袋が、熱を冷ますように口を開けて置いてある。
奥さんは日帰り旅行で留守。
もう田植えは終わったという。
北の庭にクマガイソウがあったはずだ。
咲いている、咲いている。
(5月20日)
白樺湖からビーナスラインを上りはじめてまもなく、
白樺湖のホテル街を見下ろすようにこの木はたっています。
何十年も通っている場所ですが、年明け後6月前にここを通ることはほとんどなかった。
草原だけの山肌にぽつんと立っているこの木は、夏は黒々とした木陰を作り、
根元周りは丈の高い夏草に覆われ近寄りがたく、
枯草の時季には、黒い塊のように立っていて、表情の分かりにくい木でした。
今回初めて、遠くからこの木を見たら、いつもの黒々とした輪郭ではない。
頭が白髪になったように見える。 近づいたら花が咲いていたんだ。
この木の花に出合ったのは初めてでした。
何十年経って初めて、この木の営みと表情を見た気がしてうれしくなりました。
霧ヶ峰高原の山焼きで、広範囲が延焼したというニュースにこの木が心配でした。 ここはもともと定期的に焼いている場所だから大丈夫だったんだ。
”富士見台 見晴らし駐車場から”
どのあたりが燃えたんだろう。
車山の裾野で、富士山も八ヶ岳も見られる、最も見晴らしの良い富士見台の駐車場に来ました。 ↓ 目の前のツツジの原が、見渡す限り真っ黒け。
草原に下りてみました。焼け跡にゼンマイがいっぱい芽を出しています。 黒い焦げ跡の中に光るゼンマイの産毛、すごい景色です。
先を歩いていたカミサンが行き止まりの所で誰かと話しています。
埼玉の大学を出て、地元茅野市に住んでいると言う人です。 その人の話では、今年のツツジは芽が皆焼けてしまって花はだめだが、木は生きているのではないかといいます。
その人が、一面に焼けた山肌の向こうを指さして、「あの筋、何か分かりますか」と言う、水が流れた跡かと思ったら、「鹿の通った跡です」。
山火事の後でなければ分からなかった。 そういえばゼンマイの近くに鹿の糞がいっぱいあったな。
”車山肩から車山と湿原”
車山肩まで来ました。北向きの山肌に雪が残っています。
左側の斜面から湿原に向かって、ツツジがみごとな場所ですが、こちらは山火事とは無縁でした。
少し高いだけで、先ほどの展望地とまた季節と風が違います。
鳥も居るはずなのにトビしか見当たりません。
強清水(こわしみず)まで下りてお昼にすることにしました。
”大門街道 白樺湖近くの芽吹き” (5月20日)
「お米が無くなった、小野(実家)へ行く?」。
二三日前、カミサンがこんなことを言っていた。
行くことにはやぶさかではないが、お互いに色々詰まっている。
たまたま、五時前に目が覚めた。
天気は良くない予報だし、こんな日の方が用事を済ませるには良いか。
「今日行こう」。「明後日は用事があるからね」。
かくして、家を7時半に出て、霧ヶ峰を周回してのいつものコースへ。
10時には白樺湖に到着だ。 カミサンの実家には、まだ行くことを連絡してない。
芽吹きの景色をもう一度見られるのは新鮮です。 萌え~。
安曇野へ一泊して、今日は安曇野でひと頑張りしようとしたのですが、暑いこと暑いこと。
銚子の二の舞いになりかねない。 無理はしないで早めに帰宅しました。 今日はこの二枚で。
”コマドリ ♂”(カミサン作マーク)
ちょっと遠出して、コマドリに会ってきました。
残念ながら尾羽は上がっていませんが、
左にいた人は笹の葉が邪魔して、右にいた私は右の枝が邪魔して。カミサンだけが良い思いしました。 ↓ こちらは♀です。
通りかかった公園で鳥の巣箱を見つけました。
シジュウカラがせっせと餌を運んでいます。
しばし観察させてもらいました。 青虫が圧倒的に多かった。
餌を運ぶだけが子育てではない、掃除もちゃんとしています。
もうこんなに大きくなっていました。