十文字に切り込まれた
メバル(ガヤ)の煮付けがずっと
食卓の上に乗っかっている
故郷北海道での子供時代
水中眼鏡をかけて
君らがゆうゆうと泳ぐ姿を見るのが
夏のぼくの楽しみだった
それから内地にやってきて
初めてきみたちの
美味しさを知ってしまった
その煮つけのなんという美味しさ
メバルはいつも
ぼくに故郷を想いださせる魚
そして
その骨のすみずみまでをしゃぶりながら
ぼくの血と肉となっておくれと食べる唯一の魚
メバル(ガヤ)の煮付けがずっと
食卓の上に乗っかっている
故郷北海道での子供時代
水中眼鏡をかけて
君らがゆうゆうと泳ぐ姿を見るのが
夏のぼくの楽しみだった
それから内地にやってきて
初めてきみたちの
美味しさを知ってしまった
その煮つけのなんという美味しさ
メバルはいつも
ぼくに故郷を想いださせる魚
そして
その骨のすみずみまでをしゃぶりながら
ぼくの血と肉となっておくれと食べる唯一の魚