詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

詩 歴史(文明と文化)

2010年03月18日 | 歴史
誰の言葉か忘れてしまったけど
  「歴史は流れ去るものじゃなく
   積み重なってゆくものだ」

日本列島には
あらゆる歴史がある
文化や文明ばかりではなく物の歴史もまた
人間が始まって以来古い
アニミズムやシャーマニズムがまだまだ
沖縄や東北端や北海道のアイヌ民族には息づいている

ぼくは断言する
アイヌ民族のユーカラ(神話)や風習には
人類の文明と文化と物の歴史のすべてが
奇跡的に残されてきたのだと

文明と文化とは
決して対立するものではない
時には重なりあったりもする

誰もが使用可能な火や道具の使用が
地域の風土の違いで独自に発展したり
そこから生まれた偉大なシャーマンの夢物語が
その共同体の人々に支持されたものが
神話として積み上げられていって文化となったのだと思う

地上のほとんどの地域では
大宗教や欧米文明がそのほとんどを破壊してしまったが
この列島には
奇跡的にそれらが残った
それがぼくらの出発点であり
人類の未来に寄与する道だと思う

「バルザックと小さな中国のお針子」ダイ・シージエ(早川書房)読了

2010年03月18日 | 政治
ぼくの好きな中国映画は、「山の郵便配達」「初恋のきた道」等・・ほとんどが山奥の少数民族の地が舞台の映画ばかり。

映画の原作にもなったこの本は、今年のぼくのベスト10の現在のところトップの作品。
どこを舞台にして、何を題材にしても・・文学や詩や映画は可能なのだと感じた。

◆↓日記の死刑についてはー
ぼくのアメンバーブログ(http://ameblo.jp/pikkipikki/)に死刑についての反論があったので、死刑について考えてみた。(ぼくは消極的死刑廃止論者&消極的菜食主義者で、その理由は下記の①③の理由。)

現在の死刑廃止論は四つに分類可能ではと思う。
①前近代な警察検察や裁判制度のためにあまりにも冤罪が多すぎる(取調べ等の全面映像化なしには無理)
②国家が果たして個人を殺人の権利を持っているのか。その根拠が不明。
③菜食主義にも共通する考え方ー人間は必要最低限しか他の生命を殺すべきではない
④死刑廃止へと向かっている世界の動きに逆行するのでは
→②と④については不勉強でよくわからないというのが・・