詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

詩 コタツから愛を込めてー

2010年03月12日 | 
山はまだ
そのほんとうの高さがわかる稀有の存在
あちこちが残雪でまた真っ白になって

雨降りだというのに
ひばりはけなげに雨空で鳴いている

ぼくら「日本人」の幸せと不幸とは
もう千三百年間
(たかが千三百年間!)
「日本」という国号と「天皇制」という
権力者に作られてきた
ぬるま湯の中で生存してきたという幻想

いつかそれは打破されることだろう
そのためには
「日本人」は
この「日本国」のほんとうの歴史を
とりもどさなければならない

曇りきったその視界に
一度ワイパーを作動してみなければならない