詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

メーテルリンクの「青い鳥」と、ベケットの「ゴドーを待ちながら」を思いだす

2010年03月28日 | 日記
この二つの演劇は相当古い。
前者は、宮沢賢治全集で初めて知った。
後者は演劇を観る経済的余裕がなかった僕がずっと気になってる演劇(脚本だけは本で読んだことが)。ゴドーは色々解釈ができるけど、その多面性の射程は今でも新しいのではと思う。「待つこと」というのが、慣性や惰性だったとしても・・

その頃、中学校から帰ると毎日二時間かけての牛乳配達だった。台風の日も、猛吹雪の日も・・一日も休まずに二年間牧場から、一軒一軒契約した家々に絞りたての牛乳を届けたというのが僕の原点なのかもしれない。

小遣いなどもらえなかったので、自分の欲しいもの(本、ラジオ、ボート)を買うためには、働くしかなかった。ボートだけは買う事ができんかったけど・・

小学生時代から、畑作業や測量の手伝いとかをやっていたなーと思い出していたら、昨晩その頃の夢をみた。

測量の手伝いをやっていた頃の夢だった。
数千円をもらってどう使おうかと思っていると、どうもその測量士やその助手がアイヌ人らしい・・
それで「アイヌ民族の文化は世界一素晴らしいですね」という自分。それから、アイヌ民族の素晴らしさを語り合う自分たちだった。

眼が覚めるとすがすがしい気分だった。
クラスには一人くらいはアイヌ民族の子がいた。休みというと、町史を持って、アイヌ語地名を探索する日々だった。

アイヌの少女に恋をしていて、彼らの文化を、なんとか理解したいと思っていた子供時代だった。