この本を読み返すのは10年振りくらいだろうか。この下巻では、司馬氏の陸軍軍事官僚批判はいよいよ苛烈なものとなる。
僕は正岡子規の大ファンなので、この下巻はあまり好きじゃないが・・それでも、日本に残された最後の北海道の師団が到着して数日の間に、一万五千人から千人へと203高地で殺されしまうシーンは涙なしには読めなかった。(まだ若い頃の祖父がこの中の一人だったので・・)
二十人近くいた祖父母の子供の末っ子で、太平洋戦争末期に故小説家城山三郎氏のように海軍に志願した父とその祖父とが酔うといつも、戦争の話しで盛り上がって徹夜で飲み明かして困ったよ・・と母が嘆いていたのをいつも思いだす。
再婚同士だったらしいけど、いつもとても仲がよくて、話し込んでいた今は亡き父母の姿を懐かしく思いだす。
日本中、その行方を探したけど、とうとう消息がわからなかった高校時代に家出したという僕の異父兄は今頃何処かで無事に生きてるんだろうか・・といつも心配してた母の顔をもまた。
僕は正岡子規の大ファンなので、この下巻はあまり好きじゃないが・・それでも、日本に残された最後の北海道の師団が到着して数日の間に、一万五千人から千人へと203高地で殺されしまうシーンは涙なしには読めなかった。(まだ若い頃の祖父がこの中の一人だったので・・)
二十人近くいた祖父母の子供の末っ子で、太平洋戦争末期に故小説家城山三郎氏のように海軍に志願した父とその祖父とが酔うといつも、戦争の話しで盛り上がって徹夜で飲み明かして困ったよ・・と母が嘆いていたのをいつも思いだす。
再婚同士だったらしいけど、いつもとても仲がよくて、話し込んでいた今は亡き父母の姿を懐かしく思いだす。
日本中、その行方を探したけど、とうとう消息がわからなかった高校時代に家出したという僕の異父兄は今頃何処かで無事に生きてるんだろうか・・といつも心配してた母の顔をもまた。