AFPやロイターが、ユナイテッド航空は3日、米航空機ベンチャー「ブーム・スーパーソニック」から超音速機15機を購入する計画を報道していた。

 両社の共同発表によると、ユナイテッド航空はブーム社の超音速機「オーバーチュア」が「ユナイテッドが求める安全性、運用性、持続可能性に関する厳しい要件」を満たし次第、同機を購入し、2029年の就航を目指すという。

 今回の契約で、ユナイテッド航空は15機を購入し、さらに35機を追加購入する権利を得た。両社は購入額を明らかにしていない。

 かつてもてはやされていた超音速の空の旅が復活する可能性があるが、一部の専門家は懐疑的な見方を示しており、特に就航時期について疑問を呈している。

英仏が開発した超音速旅客機コンコルドは、燃料がぶ飲みと、超音速機の通過後に発生する衝撃波で2003年に引退してしまったが、オーバーチュアは再生可能な燃料を使用するため、炭素使用量は「正味ゼロ」になるというのみで、これらについては一切の言及はない。

 

解決されるなら、2030年以降、超音速旅客機が大普及することになろう。