野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

越後裏三山を歩くの巻 下

2015-10-15 23:42:37 | 山歩き・山の写真
つづきです。
ここ兎岳山頂まで来れれば、あとは心配なし。
この先は何度も歩いているし、ルートの様子やらおおよそのコースタイムが読める。

で、12時までに中ノ岳山頂へ着くように、せっかくの紅葉、写真を撮りながらのんびりと行きます。
が、しかし・・・     お天気おねえさんの天気予報とは違い、なんだか雲が多くなってきたな~

さて、9時50分、兎岳山頂を後に中ノ岳へ出発。
目指すは中央中ノ岳の右の山、越後駒ヶ岳。  まだまだ遠いのだ。



毎度、その残雪の多さに圧倒される荒沢。 紅葉とのコントラストが美しい。
が、靄っていてなんだか今市、じゃなくていま一つ。



ちょいと進んで、荒沢岳(遠くの尖がった山)と辿ってきた尾根を入れて、同じく荒沢を



途中で朝飯用に買ったフランクフルトパンを食らう。
美味い! コロッケパンは越後駒に着いてから食らうことにする。
鞍部から中ノ岳への登り、350mくらいかな?はカメラをザックに仕舞い気合を入れて登る。


高度を上げ展望に変化のでだすころ、再びカメラを出し撮影しながら歩く。

今回の主役は荒沢岳。  
この先ずっと、荒沢岳を入れてのフレーミングとなる。(本当のところはなってしまったが正しい)ハハハァ~



荒沢岳から兎岳までを入れて     ここから見ると、たいして離れていない。



同じく  真ん中に見える雪渓がいい感じだなぁ~



兎岳を中心にして、昨年歩いた越後沢山に遠く平ヶ岳や至仏山、上州武尊をいれて。


光線状態が全くよくない。 これじゃ~写真にならない。


12時少し前に中ノ岳山頂に到着。山頂には二人の方がいる。
山頂から記念に避難小屋と、その右越後駒ヶ岳。


小屋には飲料水用のタンクが見える。ラッキーだ、ここで水を補充できる。
ためしに、巻倉山の天場で汲んだたまり水を一口飲んでみる。
まず~い、なんだかいろんなものがブレンドされているような味がする。一言ではとても言い表せない味だ。
とりあえず残りは捨てる。
小屋裏へ行きタンクの水を飲んでみる。
先日の丹後山避難小屋での飲んだ味を予想していたが、予想に反して全く苔の味がしない。
沢水のように冷たくてとても美味い。
ほぼ空になりかけた500mmlのペットボトル2本を満タンにして、お腹のタンクも満タンにする。よしよし
撮影中に山頂直下で追い越されたあんちゃんとしばしお話し。
彼は十日町から来たのだとかで、朝飯を食べてから家を出たそうな。 うらやましい限りだ。


さてさて油を売るのはこの辺にして、越後駒への縦走路を下る。

ここから先は荒沢岳を主役に、紅葉それに雪渓を入れての撮影中心になる。
3時までまだ3時間近くある。駒ヶ岳まではのんびり歩いても十分着ける。




この先、駒まであまり登り下りは無い。



途中のピーク(名前が分からない)から、振り返り中ノ岳。



真っ赤な葉っぱは・・・  ミヤマナラだね(たぶん)豪雪地帯ならではの木。



紅葉に芝沢上部の雪渓を入れて   しばし、ここで写真撮影



ここから檜廊下になる。



荒沢岳を入れて



駒山頂とグシガハナ


今回は使わないだろうと、望遠ズームを持って来なかった。
ここまで紅葉と雪渓とが織りなす景色が美しいとは予想していなかった。
いつもの装備ならば、また違った絵作りもできたろうに・・・


ナナカマドを入れて   葉っぱがあまりきれいではない。



手前に岩を入れて変化を持たせた。



光線が今一つだが、紅葉の斜面が美しい。











檜廊下のオブジェ




同じミヤマナラだと思うが、赤のものから黄色のものまで


燃えるような紅葉・・・   だな。



天狗平までもうちょっと



天狗平から北沢を見る。



駒ケ岳への最後の登りへ。 振り返り北沢を挟んで中ノ岳とグシガハナ



滝ハナ沢の雪渓が見えてきた。



さらに高度を上げて   ここは大変美しい。  ただ光線が残念



滝ハナ沢の雪渓と荒沢岳   今年はどこの沢も残雪が多いように思う。



オカメノゾキの上に巻機山さらに遠く谷川岳が見える



まもなく諏訪平に到着   荒沢岳から歩いてきた尾根を辿ってみる。



もうすぐ予定の3時になってしまう。 山頂へはどうしようか迷ったが、やはり踏んでおくことに。
ちょいと早歩きで山頂へ。ぴったし3時。


最後のピーク、駒ケ岳からの下山は、枝折峠へ下りたとしても2時間も見ておけば車まで行けるだろうと思っていた。
ここは30年位前に、逆コースを登っている。下りならば楽勝くらいに考えていた。
これが大きな間違いだった。傾斜が緩く、なかなか標高が下がらないのだ。
グシガハナから十二平なら、1400mの標高差も一気に下るため、1時間半も見ておけば十分だ。
しかし、この枝折峠への道は、1時間下っても小倉山にも達しない。
いい加減嫌になってきたがしょうがない。
そういえば、登りの時にもだらだら登りで、いい加減嫌になったことを思い出した。
やっと小倉山を通過、もう4時半くらいになっていた。
枝折峠へ下るのをやめ、道行山から北ノ又へ直接下る道に予定変更。
紅葉のブナ林の中に続くひっそりとした美しい道だった。
北ノ又に出る直前に空がピンク色に染まった。
日の入りの直前に、雲の間からお天道様が顔を出したのかもしれない。
途中ランプを出し、長い林道歩きの末、6時20分ころに車まで戻ってこれた。

で、コロッケパンは百草ノ池からさらに下ったあたりで美味しくいただきましたとさ。

参考にならない参考時間
駐車場3:10 →荒沢岳6:30 →兎岳9:40 中ノ岳12:00 →駒ケ岳15:00 駐車場18:20
体力的には、予想していたよりも楽だった。
Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR