ひなたぼっこ 第二章

二匹の愛猫(でぶ猫のナナ、黒猫のココ)と50歳から始めたモトクロスがメインです。
2015.02.14ハッピー登場。

本日の感想文「八月の獲物」森 純

2006-04-25 00:34:45 | 感想文
96年サントリーミステリー大賞受賞作ですが
著者は受賞3年後に病没しているので
あまり作品はないようです。

抽選で選ばれた3人に
8月いっぱい、1ヶ月間生存できたら10億円差し上げます。
ただし贈与対象者は
その期間はチャリティ主催者受け取りの
3億円の生命保険に入っていただきます。
とゆうチャリティの話です。
これを聞いただけで誰か死ぬのは見え見えです(笑)

しかしそうやって読者を誘っておいて
お金がらみでの殺人が起きない所は
作者が「にやり」としている所なんでしょうか。

公開抽選であった為
贈与対象者は世間に顔が知れ渡ります。
当然様々な妬み嫉みから嫌がらせを受けたり、
四六時中マスコミの追跡を受けたりと
精神的に追い詰められて行きます。

そおゆう状況での贈与対象者の心の変遷は
「この人はこうゆう性格だからこうなるんだろうな。」
と誰にでも想像のつく物で、面白みにかけます。

枝葉として保険調査員の暗躍や老人問題、
視聴率欲しさのディレクターの暴走、
主人公の恋愛等など、いろいろ入れ過ぎちゃって
まとまりのない感じがします。

結局贈与対象者そおゆう心理状態をつぶさに観察したいとゆう
主人公の心理学者の行動から3人(本人を含めれば4人)の
死者がでるのですが、
意外性と言えばこれくらいで、
それさえ少しこじつけの感が否めません。

東野圭吾の失敗作って感じかな?(爆)

画像は会社周辺の歩道の植え込みのつつじです。
花を背負ってのななちゃんはい?かがでしょうか(笑)



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