ひなたぼっこ 第二章

二匹の愛猫(でぶ猫のナナ、黒猫のココ)と50歳から始めたモトクロスがメインです。
2015.02.14ハッピー登場。

KX85の腰上オーバーホール みたいな

2012-07-14 23:59:59 | 整備

蒸し暑かったけど仲良しです(^^)

この連休は来週のY2-XC用にKXミニをモディファイすることに。
KXミニを入手してから1年半が過ぎ、
使用頻度などを考えてもそろそろ腰上オーバーホールもする事に。

2stの腰上オーバーホールなんて簡単というのはよく聞きますが、
確かにやったことのある人には簡単ですが、
初めての人はちょっと二の足を踏むのではないでしょうか?

そこで整備初心者でもやってみようと思えるように書いてみます。



最初に矢印の冷却水のドレンプラグを外してクーラントを抜きます。

次にシート、シュラウド、ラジエター、チャンバーなど、
シリンダーを外すのに邪魔そうなものを全て外します。
チャンバーのスプリング以外はすべてボルトを外すだけでバラせます。



余談ですがラジエターホースを外したら、
冷却水通路が結晶で半分に塞がってました(ーー;)
オーバーヒートしやすい原因の一つでしょうね。




キップスカバーを外していて、
「ひょっとしてクラッチケーブルも邪魔なんじゃね?」って事でこれも外します。

キップスカバーは樹脂製なので取り付けるときは締め過ぎに注意です。
締めればいくらでも締まってしまいますから適当に!




ヘッドを外したらシリンダー内にクーラントがいっぱいで、
ちょろっと燃焼室内にも入ってしまいました(^^;)


クーラントは抜いたはずなのになんで?
と思ったらシリンダー横にあるドレンボルトを外して、
シリンダー内のクーラントを先に抜いておかなければいけないようです。

下の写真の左の丸の所についてたボルトです。

右の丸のEクリップをを外して、
リンクを外します。
Eクリップはバネ効果で何処かへ飛んでしまわないように注意です。


後はシリンダーの取り付けナットを外せばシリンダーが外れます。

ピストンピンを止めているクリップピンを矢印のところから外します。

片側のクリップピンを外してそちら側にピストンピンを抜けばピストンが取れます。
ピストンリングを交換するなら、
上下、裏表、合口の位置に注意して取り付ければ完了。

後は外した逆の順で組んでいけばOKです♪

できたら冷却水の入れ忘れに注意。
最後にエンジンをかけてシリンダー内のエア抜きです。

エア抜きはヘッドにある6mmボルトを緩めます。
最初は空気が出ますがクーラントが出てきたらしめつけて完成です。


結局ピストンもリングもそれほど消耗してなかったので、
掃除して組み直しただけでした(^^;)

以前ならせっかく開けたんだからって、
みんな交換してたんですが、
レーサーは使えるうちは再使用でいいのでは?と思いまして。。。

心配してたオーバーヒートの影響も無いようですし。

今回一番やりたかったのはこれ

ビッグラジエターです。

外したついでに凹んでいたチャンバーも交換しました。
これで明日ドライブスプロケットを12Tに変えればY2仕様の完成です。

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