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一旦、ベネッセパークに戻り、お取り置きの品を受け取り、次の行程へ進む。
安藤忠雄氏の地中美術館の手前にリーウーファンの美術館があり、その手前に仏像の池があると、電チャリの地図には書いてある。
仏像の池?と思い看板を読むと、下記のことが書いてあった。
直島では、小さな祠に収められた石の仏像や、「第○札所」と書かれた小さな看板をあちこちで見かけるが、これは江戸時代初期に設置されたもので、「直島 八十八箇所」と呼ばれている。
この作品は、直島の歴史に残る八十八体の仏像をモチーフに制作された。直島の風景を形成する上ではなくてはならない要素として、「直島スタンダード2」を機に、八十八体の仏像すべての測量と調査が行われ、作品化された。
スラグは、豊島の不法投棄の産業廃棄物を焼却処理した後に最終的に生じるもので八十八体の仏像はそのスラグが素材として使われている。
瀬戸内の歴史における光と影の側面が伝わってくる作品である。
小沢剛 作
直島へ来るまでこの島にそんな影の部分があるなんて全く知らなかったので、この仏像はとても感慨深い作品で印象に残った。
華やかなアートだけでなく、立ち止まらせるアートも必要だ。
最後の一枚は、宿の側で撮った本物の八十八体の一つ。
http://www.museum.or.jp/announce/20061006/naoshima12.html
http://blog.livedoor.jp/naoshima_2006/archives/50646061.html