家プロジェクトの「南寺」と「はいしゃ」は参考ブログのお薦めだったが、個人的に観たかったのはこちらの「碁会所」。
Benesseハウスミュージアムの「雑草」の作者須田悦弘さんのもうひとつの作品「椿」。
「碁会所」という名前は昔、碁を打つ場所として島の人々が集まっていたことに由来しているとか、お向かいの「茶寮おおみやけ」さんのご隠居さんが碁をこの場所で打っていたからという噂もあるが真相は不明。
中に入ると二つの部屋があり、左手の部屋には“椿”が散りばめられていた。
もちろん、これは須田悦弘氏の作品で木彫りで出来ている。
右手の部屋には何も無い。
速水御舟の「名樹散椿」から着想を得てつくられたそうだ。
速水御舟
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E6%B0%B4%E5%BE%A1%E8%88%9F
山種美術館「名樹 散椿」
http://www.yamatane-museum.jp/collection/collection.html
椿がある、ないでこんなにも雰囲気が違うのか…。
もちろん、この「碁会所」も他に人はおらず、私一人りだったので、ボランティアのおじさんが親切に色々と説明してくれた。
部屋の仕切りになっている“竹”だが、実はどちらかが、木彫りで竹ではないのである。
おじさんに「さあ、どっちだ?」と言われ、ドキドキしながら答えたが、合っていて良かった。
答は書かないので、ぜひ現地で見比べてみてください。
そして、もう一つ、おじさんに言われなければ気付かなかったのが、庭の本物の椿。
「五色椿」だそうで、色々な色の椿が咲くらしい。
畳の上の椿は、この五色椿が風に吹かれて、まるで飛んできたみたいだ。
そして「よく見てご覧ん」と言われ五色椿をじーと見ると、なんと椿が咲いているではないですか!!
本当に、この時期しか見れない貴重な体験だ。
本来ならもう少し咲いているらしいのだが、今年は暖冬でだいぶ落ちてしまったらしい。
それでも、幾つか咲いていてくれたので、とても嬉しく、かなり得した気分でほっこりできた。
もちろん、此処も写真は不可なので自分で撮ったのは外観のみ。
貼ってあるのは探してきたもの。
何処の美術館も意外に写真がブログで紹介されているので、
もしかして、昔は写真が撮れたのか?それとも盗撮か?
「碁会所」
http://benesse-artsite.jp/art/arthouse.html
http://111.89.141.224/arthouse/gokaisho.html
お薦めのブログ
http://s.ameblo.jp/naoshimataishi/entry-10332947954.html
http://artechnishikawa.osakazine.net/e343513.html
http://creativesollah.blog27.fc2.com/blog-entry-10.html
http://blog.livedoor.jp/naoshima_2006/archives/50564480.html
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庭の写真の五色椿だが、ちょうど私が逢えたのもこのくらいの花のつき具合だった。
Benesseハウスミュージアムの須田悦弘氏の「雑草」