明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

友の新たな挑戦!

2019-09-07 | ひとりごと
久しぶりに奈良へ~。

去年、彼氏に誘われてポーランドに行ってきたYちゃん、
すっかりポーランドが気に入った様子。
その彼氏(今回は「彼氏」ではなく「友だち」と表現が変わっていた。
どういういきさつか聞きたいところだが、武士の情けで聞き流しておいた(^-^)
)
の紹介なのか、
このたびポーランドで日本語を教えることとなった。

去年の話は→ ここ


今月末に出発、期間は1年間。ワルシャワではなく南部のナントカいう町の
文化センターで日本語&日本文化の紹介をするという。
英語教師ではあるが日本語教師の資格は持っていないので身分はボランティア。
でも宿舎は無償提供、日本語担当の職員がひとり付くという。
物価は安いし、素朴な国柄、穏やかな人たち、
なにより東洋人の旅行者がほとんどいないところということで、
面白いやん、やってみようと思ったらしい。

そんなYちゃんを、頑張っといで! と送り出すために久しぶりに4人で集まった。



まずは腹ごしらえ。



カルパッチョ、フリッター、パテなどの前菜が
キノコや果物と盛り合わせられていて、賑やかで楽しい。
刻んだオリーブがソースにふんだんに使われている。
メインは白身魚。
デザートはブルーベリーのケーキとミルクティのパンナコッタ。
(自家製パンとコーヒー、撮り忘れ)

どれもおいしかった! 久々のイタリア料理。

今回のお店は→ ここ



そのあとはMちゃんの家に移動し、おしゃべりタイム。

行くと決めたものの、やはり気がかりなのは自分の健康。
今年の夏は歯のメンテに始まり、人間ドックで全身のチェックをしたという。
血液検査、目や聴力の検査、胃と大腸の内視鏡、頸動脈の超音波etc.
渡航に障害となる病気は見つからなかったということでひと安心。

それから英語で日本語を教えるための猛勉強。
こんなに勉強したのは久しぶりと笑っていた。

一番大変なのが、守備範囲外の日本文化。
茶道、華道、習字、相撲などの日本文化の紹介をどのようにするか、
おりがみ、手芸、盆踊りも・・・。

付け焼刃で習得できるものではないと悟ったので、
一緒に勉強しましょうね、というスタンスで行くことにしたと。

「誰か、着物の着付け、出来る?」
「浴衣やったらできるけど」
「ポーランドは寒いねん。浴衣はアカン」
みんな、シ~ン。
「しゃあないな、デパートの着物売り場で講師の先生、紹介してもらおかな」


手芸も、デパートの手芸売り場などを回って研究し、
材料調達が出来て、あまり難しくなくて達成感があるものを、
ということで、
縮緬で作るつまみ細工にしたと。
縮緬の布を日本から持っていくという。
まぁ布なのでさほどかさばらないと。


ちりめんのつまみ細工 ↑



「きょうは、アンタら生徒役になって。
 教え方のどこがわかりにくいか、どこが難しいか、教えて」

ということで、みんなでチマチマ縮緬のお花を作ることとなった^^;

「先生、手元が見えませ~ン」
「最初に出来上がりを見せてくださ~い。いきなり作っても何やってるのかわかりませ~ん」
「もっと大きい布で、折り方をゆっくり説明してくださ~い」

言いたい放題(^0^)
そもそもYちゃんが手芸をやること自体があり得ない(爆)

「信じられんなぁ」「変われば変わるもんや」

「色の組み合わせ方やちょっとしたとこで出来上がりに個性が出るから。
 アンタらの性格もよお~くわかるわ。雑な性格か几帳面か」

不真面目な生徒たちは先生の逆襲を受けながらもナントカ作品を仕上げた。



雑なpukariko作。プッ!


まぁなんとかなるよ、気楽に。
なんだかんだ言っても教壇に40年以上、立ってたんだもん。
その経験と明晰な頭脳、冷静沈着な性格なら大丈夫。
最後はいまだ衰えない美貌とキラースマイルで (^-^)

案外、1年じゃ足りなくてもう1年。とかってなるかもね。

身体だけは気をつけて、行っといで~!
たまにはヒマを見つけて情報発信も頼むよ。


とにかく彼女のバイタリティとチャレンジ精神には脱帽だ。
見習わなくては。