明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

歯医者通いが復活か。

2022-01-08 | 母との確執
「お母さんが歯医者に行く気になってるから、近所の〇〇歯科を予約して」
と弟から連絡があったのが数日前。

大晦日から年明け2日まで弟宅で過ごした母、
どうやらポロッと前歯が抜けたらしい。
まだ抜ける歯があったとは。

ずっと行きつけの歯医者(前の家の近く)にタクシーを使ってひとりで通院していた母ではあるが、
ある時、なぜか「もう行かへん」と言い出した。
何があったのかは定かでないが、
おそらく「総入れ歯にしなはれ」とかなんとか言われたのではないかと。

「私はまだ総入れ歯にするようなトシではない!」
総入れ歯はプライドが許さないらしい。
だって、たとえチラホラであってもボロボロであっても
自前の歯がまだ残ってるんだものね。
気持ちはわかる。が、もうじゅうぶん総入れ歯の適齢期だよ。

口の中は見せてくれないし、
母の説明もさっぱり要領を得ないので想像するしかないが、
残り少ない歯も、もう根っこは傷んでいるから抜けるのは時間の問題だろう。
使っていたブリッジも今はその辺にほっぽったままだ。

そんな母がどういう風の吹きまわしか、「歯医者行かなアカンなぁ」と言ったらしい。
「気が変わらんうちに早う医者に。できれば明日にでも」と弟。

そんなこと言われてもねぇ。
とりあえず〇〇歯科に最短で予約を入れた。






昨日、今年初の母宅訪問。
歯医者の話を切り出し、私が付き添うと言うと「行く」と(ほっ)。

「初めてのところやからいろいろ訊かれると思うし、
 総入れ歯を勧められるかもしれんけど、もう先生の言うとおりにしよね」
「いや、先が短いからこのままでいいわ」
「なんでも先が短い先が短い言うて何年生きてるねんな、まだまだ生きるわ。
 ちゃんと噛めるようになったほうがいいやろ?
 このままやったら赤ちゃんの離乳食みたいなんしか食べられなくなるよ」
「やっぱり赤ちゃんに返るねんなぁ・・・。まぁ行ってみてからのことや」

うんうん、行ってみてからのことや。
どんな先生か知らないが、
どうかうまいこと言いくるめて上手にその気にさせてくれますように。
あの先生イヤ!(お子ちゃまか) となりませんように。

これで内科、眼科、歯科、ときどき整形と、
医者通いの付き添いがまた増えた