明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

サ高住というところ

2023-09-30 | 母との確執
9月26日、元気になった母は改めてサ高住に入居した。

心配したコロナ感染も大事に至らず、
結局発熱した日の夜にはもう解熱し、咳や咽喉の痛みもなかったという。
これは処置が早かったおかげか、ワクチンをせっせと打っていたおかげか、
それとも母の身体が見かけによらず丈夫に出来ているおかげか。

弟によると、一週間一緒に暮らしてみて母の一日の過ごし方がわかったという。
朝7時ごろに起きて朝食を食べ、そのあと昼寝をする。
12時ごろ昼食を食べたあとも昼寝をする。
夜は9時ごろに寝て、夜中に必ず1,2回トイレに起きる。
大概寝起きでぼーっとしたまま食事となるので、朝の7時か夜の7時かわかっていない。

やっぱりそうか。ほとんど寝てるやん。でも母は私に、
「私は昼寝は絶対しないから夜ぐっすり眠れる。トイレにも起きない」
と自慢げに言っていたのよ。アレは何だったんだ?

「昼寝したこともトイレに起きたことも、きれいさっぱり忘れてるからだ」と弟。
はあ~。ある意味すごいね。




(学研ココファン様記事より拝借しましたm(__)m )


さてサ高住というところ、いったいどういうところなのか。

ということでちょっと調べてみたら、サ高住=サービス付き高齢者向け住宅

読んで字のごとく高齢者向けの賃貸「住宅」であって、「施設」ではないのだった。
従って、施設入所ではなく住宅入居。
(前の記事で入所と書いたが正確には入居と書くべきでした^^;)


次に「サービス付き」と謳っているが、このサービスとは何かというと、
「安否確認」と「生活相談」。
具体的にどんな安否確認をしてくれるのか、電話対応なのか部屋まで来ての確認なのか、
生活相談って?何の相談に乗ってくれるの? よくわからない。
で、一番ニーズのありそうな介護サービスは、このサービスとは別建てになっていて、
別途、介護度に応じた保険料を支払って利用する。
(サ高住には一般型と介護型があり、母が入居するのは介護型)

母は要介護1。これまでは週に3回のデイサービスとヘルパーさんも短時間ではあるが頼めたが、
今度はデイは週に1回という。
おそらくサ高住での入浴介助や服薬管理をお願いしているので、
サービス提供を限度内に収めるにはデイの回数が削られてしまうのだろう。
ちょっと物足りない。

24時間介護職員常駐だが、看護師は?
看護師は各自訪問看護師と契約するらしい。
従って専従の看護師はいない?
医師は提携先の医師が定期的に訪問し、緊急時には駆けつけてくれるらしい。

以上、契約した弟から聞いた話である。
老健での経験がある私はつい比べてしまって、夜間に何かあったら対処できるのか、
などと心配になってしまうが、
サ高住の入居者は自立~要介護2までがほとんどらしいから、
老健のような身体介護の必要な人も少なく、
やれ医者だ、緊急搬送だ、などということは起こりにくいのかもしれない。

そう、サ高住は住宅であって介護施設ではないのだった。
手厚い介護を望むのは無理というもの。
元気な高齢者であれば、プライベート空間を維持しつつ、
お仲間とのワイワイ楽しい日々が送れるかも。
でも認知症のある母にはどうなのか。



見守りがあって、3食きちんと食べてきちんと薬が飲めて、入浴も出来て・・・
という最低限の願いは叶うだろう。
でも介護型を謳うにしてはその中身が中途半端な気がする。
それで真ん中すっ飛ばしていきなり看取りもOK というから、
「???」である。