風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

三保への散歩(2)

2019年06月01日 | さんぽ帳
梅雨入りが間近かなと思うような曇りの日。
でも、真夏日が続いていたことを思うと、この天気はホッとする。
歩くのにもちょうどいい、ということで、夫と一緒に三保へ向かった。
自宅から三保まで片道約7km、帰りは三保塚間(つかま)の渡しから水上バスに乗船して清水港へ戻る予定。

家を出て約1時間、旧国鉄清水港線の折戸駅跡地の公園を通り過ぎたところで、「旧三保駅まで 1500M」の標示が。


緑が色濃く感じられる歩道。
木々の間を歩くのは気持ちいい。


歩道沿いに建ち並ぶ民家の人たちが丹精している花もきれい。
私の大好きな花、タチアオイが目を和ませてくれる。


自転車歩行者道から三保塚間への道へと折れる。

それにしてもあの歩道をそれてから だいぶ歩いている気がする。
もっと近かったと思うのだけど。
かなり久しぶりに塚間へ行くので、記憶がまちがっていたのかも。

不安になり始めたころ、塚間の渡しの鳥居が見えてきた。
タチアオイを見てから30分ほど歩いていた。


この渡しは鎌倉時代から御穂(みほ)神社へ詣でる人々や三保の松原へ観光する人たちが利用していたと、歴史が書かれている。


もう一ヵ所には、「一の鳥居」と「常夜燈」について書かれていて、昔の塚間の姿を知れる写真もある。
よく読むと、この写真は、徳川慶喜公が撮影したものだそうで、おおっ!とびっくり。


さて、船の時間は、と時刻表を見ると、な、なんと一日に5便しかない。
時刻は午後4時。塚間から日の出埠頭へ向かう次の便は17:25。
あと1時間半も待たなければならない。
あちゃ~、まったく下調べせずに来てしまった~
三保街道(県道199号線)へ出て、白浜町から路線バスに乗ることに。

夫も私も久しぶりにバスを利用するので、乗車するドアが前にあるのか後ろにあるのか、いろいろわからず戸惑う。
バスが来るまでの5分ほどの間、停留所に書かれている「バスの乗り方」を読んだ。


三保の白浜町から10個目の停留所となる清開(せいかい)二丁目で下車。
船で着くはずだった日の出埠頭より けっこう手前だけれど、運賃が二人でちょうど500円になり、釣り銭の面倒がなかったから。
自宅まで距離があるけど再び歩く。
夕方5時近く、家に着いた。
約2時間30分の歩行
ああ、よく歩いた。
でも、心地いい疲れだった。