熊本二日目。
前夜は熊本行きの緊張で、あまり眠れなかったので、ホテルでぐっすり眠れるのではと思っていたけど、気分が高まっていたのか、ほとんど眠れず朝が来た。
ホテルのモーニングビュッフェも一人でテーブルに着くのは緊張した。
けど、品数の多さにあれもこれもと食べたくなり、一度おかわりに立つと、だんだん気が大きくなって、平らげてはお皿に料理を盛りに行くを繰り返してしまった。
阿蘇のジャム、豚の角煮、明太子、高菜漬けなどなど、どれもほんとうにおいしかった。
午前9時、満腹のおなかを抱え、市電に乗り、水前寺公園へ。
どこまで行っても170円の市電は利用しやすい。
熊本駅から約30分で着いた。
打ち水がされた参道が清々しい。

夏目漱石の句碑。
「湧くからに流るるからに春の水」

富士山に見立てた築山。

きれいな庭園、

そして、能楽殿。


かやぶき屋根の古今伝授の間と紅葉。
いい季節に来られてよかった。

10時半ごろまでには熊本駅に戻らなければならないため、早足で歩いた。
最初は不安だった一人での行動も、動いてみればそれはそれで案外気楽だった。
熊本市民会館のホールで、ほかの方々の作品を直に見られてとても勉強になり、これから俳画に取り組む意欲にもなった。
もし、また熊本へ行ける機会に恵まれたら、もっと足を伸ばして、阿蘇の方やいろいろな場所へ行ってみたい


