風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

近ごろのこと

2023年08月13日 | 清水ともゑ帳
先月中旬のこと、義母(はは)が転倒し、救急車で病院に運ばれた。
義母は90歳だけれど、身の回りのことはある程度自分で出来、3年ほど前からは70年ぶりにスケッチや色鉛筆画など絵にいそしむ日々を送っていた。
なので連絡を受けたとき、軽い打撲だろうけれど、年齢のこともあって念のため救急車で…ということになったのではないかと、夫も私も思っていた。
検査の結果、大腿骨を骨折していることがわかり、入院から2日後、人工関節置換手術となった。



7年前、私が病によりこの手術を受けたとき、術後から3日間、発熱や吐き気で大変だったので、義母はもっと辛いのではないかと心配したけれど、幸い経過は良く、リハビリも順調に進められている。
義母の病室からの眺めが良いことにもホッとした。
義母がベッドから車椅子に移れるようになってからは、私たちが面会に行くと、車椅子に座り窓越しに景色を眺めているときもあった。



約3週間入院してのち、先日リハビリ病院に転院。
前日の夜半、激しい雨が降り、天気が心配だったけれど、朝には青空が広がった。
転院先へ向かう途中の信号待ち、富士山のてっぺんが見えた。



先日、義母が使っていた鉛筆や色鉛筆を持ち帰り、1本1本削った。
またこれらの鉛筆で絵を描いてほしいと願っている。

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(3年前、義母が描いた女優 原節子。若いころファンだったそう)