風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

比いず、似ず、至妙

2007年07月03日 | 清水ともゑ帳
進物用のお菓子などに添えられているしおりを読むのが好き。
製品の由来やその店(メーカー)のこだわり、地域の歴史などに興味がわく。
「赤福」に入っている「伊勢だより」は、毎日変わるので、名古屋方面へ出かけた折に買ってきたときなど、その日のものを読む楽しみがある。

先日、いただいた京都「鼓月」の「千寿せんべい」のしおりには、このように書かれていた。
  
  千年の栄伝えしここ山紫水明の地
  いま和魂洋才の意(こころ)を以って
  甦れる菓匠の誇りあり
  ”滋味桂煎”
  見立てし千波に鶴翻しるすは千寿の兆(きざし)
  その軽味雅心 比いず 似ず 至妙──。
  よろしくご賞味下さいませ  
                 鼓月謹製


「比いず 似ず 至妙」
いい言葉だなぁって思い、繰り返し唱えた。
特に「比いず 似ず」っていう部分は、心のページのしおりにもしたくなった。


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