
(新緑の中の浜松城)
4月27日から浜松市美術館で開催されている「上村松園展」へ、先日 夫ともに行ってきた。
朝9時30分の開館間もなく美術館に着いたけど、平日でも、すでに多くの人が来館していた。

20代半ば、宮尾登美子/著の『序の舞』を読んで以来、私は県内で上村松園の展示があれば出かけるようになった。
今回もとても楽しみにしていた。

第1展示室から第3展示室までを巡り、気づけば2時間ほどが経っていた。
これまで見たことのなかった下絵や写生なども展示されている。
何度か見たことのある絵でも、「やっぱりすごいなぁ」と思わずため息。
奈良県に上村松園とその息子・松篁、孫の淳之の作品が展示されている「松柏美術館」がある。
いつかはそこを訪れ、じっくりゆっくり見てみたい、と思っていたけれど、今回の「上村松園展」は見応えたっぷりで、その思いが少し叶った感じ。
外へ出ると、入館するときには気づかなかった花が目に入った。

1本の木に咲く花の色が、白、ピンク、えんじ…と、とりどり。
プレートに「ハコネウツギ」とある。
何年か前、俳画講座の受講生仲間の人たちが「ハコネウツギってきれいよね」と話していたとき、植物に疎い私はどんな花なのかわからなかった。
これが箱根空木……か。
ほんとにきれい!

新緑や花を楽しみながら、隣接する浜松城へも行ってみたかったけれど、お城は次の機会に。
お昼を食べにラーメン店へ、そして、コストコ浜松倉庫店へも。
(つづく)