今日は山原(やんばら)無線中継所へ。
先月17日、庵原の高山から登り、山原(やんばら)へ下ってきた。
山原の登り口から登るのは、先月9日以来、約ひと月ぶり。
このところ何度か登った帆掛山(一本松公園)が西に見える。
空に薄雲がかかり、景色も霞んでいる。
登り口から45分、頂上直下のいつも鉄塔を写す撮影ポイントに来た。
日が薄い割には、富士山の姿ははっきりと。
(午前11時45分)
自転車で上がってきたという男性と挨拶を交わした。
その方はそれからすぐに自転車で下っていき、私は富士山や周りの景色にカメラを向けてから下りにかかった。
そして、10分ほど下っていくと、対向の車の男性に呼び止められた。
道を尋ねられるのかと思ったら、
「サルが5匹、道路にいるから気をつけて」と教えてくださった。
どうしよかなと思案しつつ、少し進むと、さっきの自転車の男性が道路の端に自転車を寄せている。
自転車の向きを変えながら、「そこまで来たらサルがいるもんで、庵原(いはら)へ抜けようと思って……」と。
ボスザルらしき大きなサルが道路の真ん中にデンと座っていて、その周りに4匹がいる、とのこと。
場所を聞くと、私も以前、サルと出くわしたあたり。
サルも生きていくのが大変なんだろうけど、
5匹ものサルに襲われたりしたら……と思うと、自転車の方が言うとおり、庵原へ下ったほうが良さそう。
庵原の高山まで、その方は自転車でゆっくり進みながら、時折、私を振り返り、同行してくださった。
道に迷う心配はなかったけれど、サルに遭うかもしれないので、その方のお心遣いが本当にありがたかった。
山の杉の木は、先日より色が変わり、そろそろ花粉を放ち始めているよう。
花粉症が辛くなるから、しばらく山歩きはできないし……、
そして、テレビ山(山原無線中継所)は、サルの出没を考えると季節を問わず近づけそうにない、残念だけど……。
などなど考えながら高山に着き、ようやくまた景色を眺める余裕が出てきた。
せっかく庵原まで来たので梅を探しながら帰ることに。
庵原球場から少し下ったところには、紅梅が。
先月26日に見た梅の木。
このときにはまばらだった花は、
(↑ 1月26日撮影)
だいぶほころんで、華やかさが増し、とてもいい香りを漂わせていた。
今日は山原無線中継所だけを歩くつもりが、サルのことで、思いがけず庵原まで行くことになってしまったけど、出会った方との会話など、ずっとあとまで思い出に残りそうな山歩きだった。