先日、ローズマリーを使った料理を紹介している番組があった。
それを観ていて2年前のことを思い出した。
ちょうど2年前の今ごろは、引越しの準備に追われていた。
そのとき住んでいた賃貸アパートのベランダには、ところ狭しとばかりに、たくさんのプランターと鉢植えがあった。
終の棲家へ移るにあたっては、植物など生き物を育てることは最小限にとどめ、その分違うものに時間や手間をかけていこうというのが私たち夫婦の一致した考えだった。
新しい住まいというだけで、部屋の数もベランダの広さも、アパートとそれほど変わらない。
この際、荷物も身軽にしたかった。
植物のほとんどはバジルのような一年草のハーブ類だったので、それらは時期が終われば自然に終わりにできたから良かった。
が、ローズマリーをどうしようかと私たち夫婦は思案にくれた。
これを分けてもらったときは柔らかい茎に葉が数枚ほどだったのに、何年もの間、順調に育ち、太い幹となりたくさん枝分かれしていた。
台風が来ようと、静岡では珍しい雪が降ろうと、へこたれることなく元気だった。
10年間ためこんでしまった家財道具の処分は迷いつつも決断を下せたのに、このよく育ったローズマリーだけは考えてしまった。
いよいよ明日が引越しという最後の晩、「やっぱり持っていくのはやめよう」ということにした。
翌朝、ベランダに出た私たちは驚いた。
ローズマリーが一本残らず、すべてが一夜にして茶色になり、ぐにゃりと枯れてしまったのだ。
天候や環境の変化などなかったはずなのに。
まるで、二人の会話を聞いていたかのようなその姿に心が痛んだ。
鉢植えの一つぐらい引越し荷物に加えることなど、どうってことなかったのに。
なぜ、あんなふうに考えてしまったんだろう。
植物を育てるときは話しかけるといい…というのを、私は気持ちのどこかでばかにしながら、話半分に聞いていた。
けれど、今では、動物でも植物でも、生き物には心が通じると思っている。
現在、私たちは住まいの屋内外で何本かの緑を育て、その上、植物より手間がかかる犬も一緒に生活している。
それを観ていて2年前のことを思い出した。
ちょうど2年前の今ごろは、引越しの準備に追われていた。
そのとき住んでいた賃貸アパートのベランダには、ところ狭しとばかりに、たくさんのプランターと鉢植えがあった。
終の棲家へ移るにあたっては、植物など生き物を育てることは最小限にとどめ、その分違うものに時間や手間をかけていこうというのが私たち夫婦の一致した考えだった。
新しい住まいというだけで、部屋の数もベランダの広さも、アパートとそれほど変わらない。
この際、荷物も身軽にしたかった。
植物のほとんどはバジルのような一年草のハーブ類だったので、それらは時期が終われば自然に終わりにできたから良かった。
が、ローズマリーをどうしようかと私たち夫婦は思案にくれた。
これを分けてもらったときは柔らかい茎に葉が数枚ほどだったのに、何年もの間、順調に育ち、太い幹となりたくさん枝分かれしていた。
台風が来ようと、静岡では珍しい雪が降ろうと、へこたれることなく元気だった。
10年間ためこんでしまった家財道具の処分は迷いつつも決断を下せたのに、このよく育ったローズマリーだけは考えてしまった。
いよいよ明日が引越しという最後の晩、「やっぱり持っていくのはやめよう」ということにした。
翌朝、ベランダに出た私たちは驚いた。
ローズマリーが一本残らず、すべてが一夜にして茶色になり、ぐにゃりと枯れてしまったのだ。
天候や環境の変化などなかったはずなのに。
まるで、二人の会話を聞いていたかのようなその姿に心が痛んだ。
鉢植えの一つぐらい引越し荷物に加えることなど、どうってことなかったのに。
なぜ、あんなふうに考えてしまったんだろう。
植物を育てるときは話しかけるといい…というのを、私は気持ちのどこかでばかにしながら、話半分に聞いていた。
けれど、今では、動物でも植物でも、生き物には心が通じると思っている。
現在、私たちは住まいの屋内外で何本かの緑を育て、その上、植物より手間がかかる犬も一緒に生活している。
あまり、水をやらなくても枯れたりしない植物なのに・・・。
やっぱり聞いてたんでしょうか。
逆に、ローズマリーって「あー、もうだめかな?」という状態から、一夜にしてぱあっと回復することもありますよね。
うーん、不思議です。
リンクに入れてくださったんですね、ありがとうございます。
これからも覗きにきますね。
ぽぽちゃん、まだ赤ちゃんでかわいいですね。
うちのも小さいころはいろんなものかみかみしてましたよ!
植物にも心があるのか分かりませんが、あるとしたらとっても感受性が強いのでしょうね。私は枯らしてしまうのが可哀想なので、切花程度しか植物を育て(?)ませんが、お話を読んで頭の後ろをガーンとやられたような気がしました。そんな風に植物に接したことが無いからショックでしたよ。
これからの植物への接し方が変わりそうです。
風にのってローズマリーの香りが漂ってきました。
近所のお庭にいっぱい育っていました。
>ひろたさん
そうですよね、ローズマリーって、枯れかかっても復活する力がすごいですよね。
それだけに、あの日は驚いてしまいました。
>kaoさん
ポポは日増しに噛む力が強くなるので、甘噛みでも痛いです。
人に噛みつくのをやめさせようと、今、格闘の日々です。
私とポポの「T-1グランプリ」です。
>クローカさん
こちらこそ、メールありがとうございました。
私もこのことがあるまで、そんなふうに植物に接したことがありませんでした。
情緒には流されない夫ですが、彼の方がすごい衝撃を受けたようでした。
ほんとに不思議でした。
ナナのブログへのコメントありがとうございました!ナナは今日も元気にカミカミしています。せめて足を噛むのはやめて欲しいです。
ポポは「すねかじり」ならぬ「すね噛み」の仔です。
足、よく噛んできます。
最初はじゃれながら、だんだんエスカレートして。
人を噛む…っていうのを、やめさせる特訓中です。
また、「七七」ちゃん日記に遊びに行きます。