風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

でんでんむし

2008年05月18日 | 清水ともゑ帳
久しぶりに「かたつむり」を見た。
でも、「かたつむり」という言い方は、ちょっとお行儀がいいような気がして、なんだか落ち着かない。
「でんでんむし」と言った方が、ぴったりくる。
最初、「でんでん虫」とキーボードを打って、しばらくしてから「あっ」と気がついた。
「虫」じゃないんだということに……。
私の頭の中では、今まで何の疑問もなく、「でんでんむし」は「でんでん虫」と変換されていた。



そのでんでんむし、殻も体つきもりっぱだ。
近ごろ、とんと見かけなくなって、あんまり珍しかったので、しばらく様子を眺めていた。
雨が降っているわけでも、湿度が高いわけでもないのに、なんだかとっても元気がいい。
つのに触るとよく反応する。
一瞬止まっても、またすぐに動き出す。
「あっしは先を急いでいるんで」
といったふうに、きっぱりしている。
自分の進む方向を固く決意しているみたいだ。
ニョロニョロと蛇行することなく力強く、まっすぐな銀色の筋を一本残して、突き進んで行った。

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