20代終わり頃、一人NYに行った。きっかけは、友人の一言「街の景観を美しくするために、路上に書かれたバスキアの画がなくなっちゃうらしい」だった。そのことばに衝撃を受け、これは見にいかねば、と計画したのだった。
今思えば、そんなニュース後に聞くこともないし、本当にそうだったのか、そもそもその時点にまだあったのかすら定かではなく、でもその当時まだあまりネットで検索などということは主流じゃなかったので(私だけ?)、調べられるはずもなく。。。
結果、もちろん見ることは出来ず。
現実逃避、そっちの方がリアルな理由だったのかもしれない。
なので、今回のバスキア展を見れたのは、なんだかご褒美貰ったような気分。このキャンバスに向かって書いていたのか、どんな部屋で書いていたんだろう、とか、この飛び散ったような模様はわざとなんだろうか、とか妄想はふくらむばかり。凄い、本物って凄い。パワーに満ちあふれている。
久しぶりの美術館。久しぶりの六本木に、久しぶりのヒールのある靴。刺激、びしばし頂きました。
たまにはヒールもいいかも。背筋がシャンと伸びる感じがする。
今日までです。お急ぎを。→バスキア展
それにしても、写真オッケイの作品が10点くらいあったのだけれど、昔は全部禁止だったはず。作品を撮るってなんだか不思議。撮ったけどね、ええ。今、携帯の待ち受けだけどね、ええ。
こんなキャンバスが幾つかあって。木のフレームがなんとも素敵。