◎紫磨黄金のボディ
夢に金人が現れて、指導を行ってくれることはある。
まず空也。
『播磨の国は揖穂郡に、峰合寺があり、そこには一切経が収蔵されていた。空也上人はこの寺に止住して、何年もの間、一切経をひもとき、学習に専念する生活を送った。経典の文句で意味がよく分からないところがあると、いつも夢に金人が現われて教えを授けてくれた。 夢から醒めて、改めて同輩の智者にその不明の個所の意味を尋ねてみると、果たして金人の教えとまったく同じであった。(『空也誄』(くうやるい)、『日本往生極楽記』一七)
さらに、聖徳太子が『維摩経』や『法華経』の疏を作成中、夢に金人が現れて教えを授けたと言う。
その金人のボディの色は、紫磨金色であっただろう。黄金中の最高とされる紫を帯びた黄金色、すなわち紫磨黄金。
密教系、道教系、クンダリーニ・ヨーガ系の相承は、どういうわけか肉体を持たぬ師からの相承が多い。恵果から空海のような肉体がある者同士の相承はむしろ例外と思う。崑崙の500歳の神仙から笹目秀和もそうしたもの。
一方鍾離権から呂洞賓、ババジからダンテス・ダイジのように肉体を持たぬ広義の金人から嗣法した方が多数派なのではないか。
ババジなどは、数百年タームで、出現したり、消えたり。写真が残っているのは不思議な気さえする。彼はいつ現れるかと問われて、人類が危険な時期に差し掛かる時などと答えている。
今まさに危険な時期だが、ババジなどの、知らない他人の第三者である聖者の到来を待つ時代ではなく、自分がなんとかする時代なのだと思い定めないと何も起こらないのだろう。
政治も戦争も人類の未来も、人のさかしらで何とかできる話でなく、神、仏が何とかする話なのだから。
夢に金人が現れて、指導を行ってくれることはある。
まず空也。
『播磨の国は揖穂郡に、峰合寺があり、そこには一切経が収蔵されていた。空也上人はこの寺に止住して、何年もの間、一切経をひもとき、学習に専念する生活を送った。経典の文句で意味がよく分からないところがあると、いつも夢に金人が現われて教えを授けてくれた。 夢から醒めて、改めて同輩の智者にその不明の個所の意味を尋ねてみると、果たして金人の教えとまったく同じであった。(『空也誄』(くうやるい)、『日本往生極楽記』一七)
さらに、聖徳太子が『維摩経』や『法華経』の疏を作成中、夢に金人が現れて教えを授けたと言う。
その金人のボディの色は、紫磨金色であっただろう。黄金中の最高とされる紫を帯びた黄金色、すなわち紫磨黄金。
密教系、道教系、クンダリーニ・ヨーガ系の相承は、どういうわけか肉体を持たぬ師からの相承が多い。恵果から空海のような肉体がある者同士の相承はむしろ例外と思う。崑崙の500歳の神仙から笹目秀和もそうしたもの。
一方鍾離権から呂洞賓、ババジからダンテス・ダイジのように肉体を持たぬ広義の金人から嗣法した方が多数派なのではないか。
ババジなどは、数百年タームで、出現したり、消えたり。写真が残っているのは不思議な気さえする。彼はいつ現れるかと問われて、人類が危険な時期に差し掛かる時などと答えている。
今まさに危険な時期だが、ババジなどの、知らない他人の第三者である聖者の到来を待つ時代ではなく、自分がなんとかする時代なのだと思い定めないと何も起こらないのだろう。
政治も戦争も人類の未来も、人のさかしらで何とかできる話でなく、神、仏が何とかする話なのだから。