昨日に続き「蓮の花」をご紹介します。
蓮は大型の水生植物で5000年も前から栽培されていたそうです。
日本でも千葉市にある落合遺跡で発掘された「大賀ハス」の実は、今から2000年前の弥生時代後期のものであると推定されているそうです。
また、埼玉県の「行田蓮」は1400年~3000年前のハスが発芽しており、中尊寺の
「中尊寺ハス」は800年ぶりに発芽したと言われています。
このように数百年、数千年も前のハスが発芽するのは、蓮の果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができるからと言われています。
・長池公園の純白の蓮です。
・ピンクが鮮やかな長池公園の蓮です
・蓮の花托です(蜂の巣のように見えるのがそれです)
・昔は、身持ちの悪い軽薄な女を言った言葉に、蓮の葉を引用して「蓮っ葉女
(はすっぱおんな)」「蓮葉女(はすはおんな)」「蓮葉(はすば)」等の言葉が
ありました。
所謂、お転婆、生意気、媚を売る、馴れ馴れしい、軽はずみな言動をする女性や
浮気性や根無し草のように住所を転々とする女性をさして使われたようです。
・一方、古代インドでは最高に素晴らしい女性を「蓮女」といい、美女の代名詞として
使われていたといわれています。
その最高峰の象徴としてラクシュミ神(吉祥天)を崇拝したそうです。
同じ花の引用でも、その意味は国によって大きく違うものですね。